パリの空港
パリには定期便の発着する空港が2つある
シャルル・ド・ゴール空港 PARIS CHARLES de GAULLE(CDG)
日本・アジア各国、ヨーロッパ国内の大部分、アメリカの大部分、国内線の一部の便が発着している
日本発着便も航空会社によりターミナルが異なる。
オルリー空港 PARIS ORLY (ORY)
アフリカ方面、アメリカの一部、国内線の大部分が発着している。


●パリ シャルル・ド・ゴール空港(CDG)
PARIS CHARLES de GAULLE

ターミナル1と2に分かれている。建物の構造・機能も全く違う。
航空会社別に発着ターミナルが異なる。
それぞれはバスで連絡している。
そのほかにチャーター便発着のターミナル3もある。


ターミナル1(CDG-1)
全日空NH、ブリティッシュ・ミッドランド航空BDなどが発着

ターミナル2(CDG-2)
ターミナル2は6つの棟からなっている。発着の方面により建物が異なる。
エールフランスAF、日本航空JLなどが発着
-ターミナル2のA(CDG-2A)
-ターミナル2のB(CDG-2B)
-ターミナル2のC(CDG-2C)
-ターミナル2のD(CDG-2D)

(いずれも欧州内発着の便が利用する。
(欧州内で乗り継いで到着する場合には航空会社によっていずれかのターミナルに到着する)
-ターミナル2のE(CDG-2E)
-ターミナル2のF(CDG-2F)
日本発着便
ときどきエールフランスAFは機材のやりくりをするため、ターミナル2C(CDG-2C)などほかの建物に到着する場合がある。



日本・アジア諸国から直行便で到着
フランス・パリへ入国する人は、入国審査、税関検査を受けるようになっている。

日本・アジア諸国から欧州内都市経由で到着
他の欧州内の都市で乗り継いでパリに到着する場合は航空会社によっては異なる。
ターミナル2に到着する航空会社便でも、欧州の国によって建物が異なる。
-EU(シェンゲン協定締結国)乗り継ぎの場合。
(ドイツ、オランダ、イタリアなど)
日本・アジアから最初に到着したEU内に都市の空港にて入国審査を受けてから到着となるので入国審査(イミグレーション)はない。
ただし、出発国で預けたスルーの荷物は税関検査場を通る。
-欧州内シェンゲン協定未締結国(イギリスなど)およびEU未加盟国(スイスなど)を経由してフランスへ入国する場合
入国審査、税関検査を受けるようになっている。
シェンゲン協定


この空港で乗継
乗り継いで国内、EUシェンゲン協定国内の都市へ乗り継ぐ場合には入国審査が行われる。出発の際に預けた荷物スルーバゲージは最終到着地で受け取るそこで税関検査を受ける。
国内、EUシェンゲン協定国内の都市以外の国(イギリス、スイスなど)への乗継便は入国審査場内へは入らず乗継手続きをして乗継人の待合室へ向かう。
日本ですでに乗継便の搭乗券を受け取っている場合には乗継便の出発ゲートを案内ボードやモニターで確認しておかなくてはいけない。
搭乗券のGATE欄に記載されているゲートと異なることもしばしばあるのでご注意。

ターミナル間の移動手段
-CDG-1からCDG-2へ
乗継客専用バスはターミナルー1のサテライト3にある。
CORRESPONDANCE(TRANSFER)の表示に従ってすすむ。
バスはターミナル2のCDG2-F→2E→2C→2A→2B→2Dの順に巡っていく。

-CDG-2からCDG-1、CDG-2A/B/C/D/E/F間
乗継CORRESPONDANCE(TRANSFER)の表示に従がって進み、乗継専用バスのりばへ。
バスはターミナル2だけの巡回とターミナル1行きがある。
表示が出ているが、不明なことがあれば近くのデスクで早めに問い合わせた方はいい。

ターミナル1(CDG-1)の出入国・乗継手順
ターミナル2(CDG-2)の出入国・乗継手順

パリ市内への交通
のりばは各ターミナルごとに異なるので該当するターミナルの画面に掲載されている。
深夜は置引き・凶暴な引ったくりが横行するので空港からタクシーで直接ホテルまで行く方がいい。
タクシー;
所要時間;約50分、料金;40〜50ユーロ  土日休日は15%割増、深夜早朝も割増がある。
パリのタクシーは後部座席3人まで、前部座席には乗せてくれない。
ホテル名などを書いた紙を運転手に渡すと間違いがない。英語や日本人のフランス語がわからず行き先を間違えることがある。
バス(エールフランスリムジン)
行き先;2系統
--ポルト・マイヨーPORT MAILLOT経由凱旋門広場CHARLE de GAULLE ETOILE
--リヨン駅GARE de LYON経由モンパルナス駅GARE MONTPARNASSE
所要時間・料金;
凱旋門まで50〜60分13ユーロ、
モンパルナス駅まで約50分14ユーロ
荷物は専用のトランクルームに入れてくれる。いずれの停留所も路上に停車するので、下車したところからタクシーに乗るときには便利。ただし、雨天や深夜、週末はタクシーがない場合が多い。
バス(ロワッシー・バスROISSY BUS)
行き先;
オペラ座(ガルニエ・オペラ)の横Rue Scribe(ノンストップ)
所要時間;約50分  15分間隔、料金;8.50ユーロ
鉄道(RER)
行き先;
RER-B線でパリ市内は北駅GARE NORD,シャトレCHATRE,サンミッシェルST.MICHELウニベルシテUNIVERCITEなどに停車する。
所要時間;20〜30分  料金;RER+メトロで8.10ユーロ


シャルル・ド・ゴール空港CDGからオルリー空港ORYへ
バス(エールフランスリムジン)
所要時間;約50分  30分間隔、料金;16ユーロ


出発
パリ市内から空港へ 
パリから出発の場合、あらかじめどのターミナルから出発するのか確認しておく必要がある。
ターミナル1は到着ポイントが1箇所。
ターミナル2は6箇所ある(CDG-2A,CDG-2Fなどとメモして運転手に見せるとわかりやすい)
欧州内で乗り継ぎの場合はターミナル1または2のA,B,C,Dのいずれかになる。航空会社によってどのターミナルになっているかをあらかじめ確認しておくことが大切だ。
夕刻、ラッシュのときには空港まで2時間以上かかってしまう。夜出発する日本行きの便を利用する場合には十分な余裕を持っていないと間に合わない。市内を脱出するまでに相当の時間がかかってしまう。
タクシーもリムジンも同じだ。



チェックインから搭乗まで
空港の出発ターミナルロビーへ着いたら、免税手続き、チェックイン、出国審査、セキュリティ・チェックの順に進む。
免税手続き
-直行便で帰国する場合;
直行便またはアジア経由便、EU(シャンゲン協定締結国)以外の乗り継ぎをする場合、
空港に着いたらまず免税手続きをしなければならない。
例;ロンドン、チューリッヒ、ソウル(韓国)、モスクワ(ロシア)経由
EU(シャンゲン協定締結国)内で乗り継ぎの場合にはパリで免税手続きができず、日本またはアジアへの最終出発地の空港内での免税手続きとなる。
例;フランクフルト、ウイーン、アムステルダム経由
いずれの空港でも店が発行した書類と買った品物を係員に見せなくてはならない。
すでにチェックインしてしまった荷物の中に品物を収納してしまってから、乗継空港の免税手続きをしても現物がなければ書類を受け付けてもらえない。たとえどんなに大きな品物でも、どこの空港も同じだ。

免税対象以外の買い物、免税を希望しない場合にはこの免税手続きは行わず、直接チェックインカウンターへ進む。

チェックイン
パリで免税手続きをしてからチェックインする場合には、免税手続き終了後、スーツケースに免税品を収納してからチェックインすることができる。
日本航空JL、大韓航空KEなどターミナル2を利用する航空会社はエールフランスにチェックイン業務を委託しているため、自社の職員ではないため、預け入れ荷物の重量制限が厳格になっており、なかなか融通が利かない。
超過している場合には容赦なく超過手荷物料金をチャージしてくる。
搭乗券を受け取ってから、出国審査場へ入る前に専用の窓口で支払わないといけない。

出国手続
ターミナル1ではエスカレーターで1つ上の階まで進むと出国手続きがある。
さらに上へのエスカレーターへ進むと到着乗客の手荷物受取場に行ってしまうので、絶対に乗らないこと。

セキュリティチェック
乗り継ぎの場合には乗継空港で再度チェックがある。
アムステルダム空港AMS(オランダ)は各ゲートにてチェックが行われる。


●パリ・オルリー空港 :ORY
PARIS ORLY

オルリー空港はパリの南にある。
2つのタイミナル;
南SUDターミナル;国際線(アメリカ線,アフリカ線など)と国内線の一部
西OUESTターミナル;国内線と一部の近距離国際線
2つの間は、モノレール(ORLY-VAL)が結んでいる。

南ターミナル
アフリカ旅行の帰路などに使われる。
横に長い大きな中央棟(ホール)の左右に搭乗ゲートが延びています

到着
到着したらARRIVEE(ARRIVAL)の表示で中央棟へ進む。
国際線で到着のゲートからは、途中で入国審査がある。
到着前に機内で配布された入国カードを記入の上パスポートと一緒に提示する。
国内線の到着ゲートからはそのまま中央棟へ入ってしまう。
中央棟ホールにはショップの看板が沢山あって表示がわかりにくいが、BAGGAGE CLAIM(手荷物受取)の案内表示を見つけてエスカレーターで下へ降りる。中央棟の一方の端の方になる。
降りるとそこは出発のチェックインフロアで常時大勢の人でごったかえしている。
出口に向かって右奥に近いところにガラスで囲まれたところが手荷物受取場Baggage Claim Areaになっている。
手荷物受取・税関検査
カートは十分の用意されている。
出口に税関検査の係員がいる。



西ターミナル
到着
国内線・シェンゲン協定国内線はホール1・2に到着する。
ARRIVEE(ARRIVAL)表示にしたがってホールからエスカレーターで階下に進むと手荷物検査場に入る。
シェンゲン協定以外の国からはホール3・4に到着する。
ARIVEE(ARIVAL)表示にしたがって進むと入国審査場がある。
機内で配布された入国カードを記入の上パスポートと一緒に提示する。
入国審査終了後まっすぐ進むとエスカレーターで階下に降りる。
ターンテーブルから荷物を引き取って税関検査官のいる出口を通過する。
[[シェンゲン協定>/シェンゲン協定]]



パリ市内への交通機関
タクシー
のりば;到着ロビーを出たところ
南ターミナルでは、パリ市内行きとパリ近郊行きが別れている
所要時間;約20〜30分、
料金;30〜40ユーロ
鉄道
両ターミナル到着ロビー前のORLY-VALのりばからパリ近郊電車RER-B線アントニー駅Antonyまで行くモノレールに乗る。約40分,15〜30分間隔
料金;
モノレールとRERを組み合わせた切符を買う。
オルリー空港駅からパリ市内まで9.10ユーロ、ラ・デファンス駅まで10.95、シャルル・ド・ゴール空港まで16.95ユーロ
エールフランス・リムジンバス
のりば; 南ターミナルは出口K, 西ターミナルは出口E
行き先; モンパルナス駅前Rue du Commandant Mouchatte経由エールフランスバスターミナル(アンヴァリッドInvalides)
所要時間;約30分 15分間隔 料金;9ユーロ
オルリーバスORLY BUS
のりば; 南ターミナルは出口H、西ターミナルは出口G
行き先; パリ市内メトロのダンフェール・ロシュロー広場Place Denfert Rochreau駅前
所要時間;約30分、  15分間隔、料金;6ユーロ



オルリー空港からシャルル・ド・ゴール空港へ
バス;エールフランスバス
のりば;南ターミナルは出口K、西ターミナルは出口D
行き先;シャルルドゴール空港ターミナル2→1
所要時間;約50分、30分間隔 料金;16ユーロ