モントレゾール Montresor
概要
シュノンソー城の南に約30km、アンドロワ川の右岸にある小さな村。
「フランスで最も美しい村」のひとつに選ばれている。
フランスの田舎らしい風景が残る。どこを切り取っても絵になるような風景だ。
まさに田舎の小路そのものを散策すると、こじんまりした古城が2つ見えてくる。
この城や村の教会などの景色がとても美しい。
城はシャルル8世やフランソワ1世など歴代フランス王室で参事官を務めたアンベール・ド・バスタルネが15世紀終わりに建設したものである。
村には、15〜16世紀の古びた瓦ぶきの屋根の木組みのハーフティンバーの家や岩に掘られた半穴居住式住居が建ち並ぶ。
水飲み場、小川べりの洗濯場、市場など、昔のままの雰囲気がたっぷり残されている。
川沿いに整備された散歩道アンドルの見晴らし台からは、モントレゾーの村の素晴らしい景色が眺望できる。
11世紀の初め、アンジュー伯フルク5世が、トゥーレーヌ Touraineからの侵攻に備えるためにこの村に要塞を築いた。二重の壁は、今日でも見て取ることが出来る。
アクセス
鉄道とバス
パリ・モンパルナス駅からTGVでツール ToursTGV駅下車。
トゥール市内から長距離バスでロッシュ Lochesまで行く。
そこからモントレゾール Montrésor まではタクシーで20分。帰りのことを考えて、タクシーははじめから往復にしておいた方がいい。
車
トゥール Tours から55km、1時間
D143号線でコルムリー Cormery 方面に向って、ロッシュ Loches まで。
ロッシュ Beaulieu-les-Loches 方面に進み、そのままD760号線でモントレゾールまで17km。