コルムリー Cormery
概要
トゥールToursの南東約20kmにある街道筋の小さな町。
町にはインドレ川 Indreが流れている。
中世の面影が少し残る建物がある。
伝統的なマカロンがある町として知られている。
フランスでは地方の数だけマカロンがあると言われるほど、バリエーションに富んだ菓子だが、ここのコルムリーのマカロンはドーナッツの形をしている。
マカロンの全てに共通しているのはアーモンドと砂糖、卵白を使うということ。
コルムリーのマカロンは971年に修道院で作られた。
町の中心に建つサントポール修道院 Abbaye Saint Paulで、791年に建造されたもので、現在は遺跡として残されている。
この町はこの修道院が建てられたことにより発展してきた町である。
そしてコルムリーに立ち寄る水兵たちに渡されていたという。水兵たちはアーモンドなどの食材を運び、マカロンを受け取って出航していったのである。もともとこの地に食材を運ぶ水兵たちに代金の代わりとして渡されたもの。ドーナッツ形はへその形。
修道士たちがマカロンの生地の上で寝ていたからへそのあとが付いたという。
コルムリーの修道士たちはみんな太っていたからである。
現在ではコルムリーのマカロンを製造しているのは2軒だけになっている。
アクセス
トゥールTours駅前から地域圏急行交通TERの運営するバスで約40分。