ファンテーヌブローの南東部を流れるロワン川がセーヌ川に合流する少し手前にあるのどかな町。 ブルゴーニュ地方との境界近くにあり、12世紀に城塞都市として町ができた。落ち着きのある古い街並みは、今も中世の趣きを感じさせる。 市街には古い歴史を持つノートルダム教会、クレマンソー元首相の家を改装したクレマンソー記念館、王のシンボルだったサンショウウオの彫刻が施された「フランソワ1世の壁」などの見どころがある。 城壁の外には、豊かな緑の中をロワン川が流れ、水面には鳥たちが泳いでいる。印象派の絵画そのままの美しい風景だ。 パリ生まれの英国人画家シスレーはこの町を愛し晩年をここで過ごした。 この町を描いた作品も多い。 19世紀末に亡くなった彼の墓地もこの町にある。kbt |