町はかなり小さいので徒歩で充分まわることができる。
観光客は、モネの家と庭園 Les Jardin et Maison de Claude Monet を目的に集まる。
ルノワールやセザンヌとともに印象派の巨匠といわれるモネは、43歳から1926年に86歳で亡くなるまでジヴェルニーで生活し、数多くの作品を生み出した。
モネが住んだ家とアトリエ、さらにモネ自身が造った2つの庭園が公開されている。
「花の庭園」は約8千平方メートルの敷地で、バラやアネモネ、サクラなどが幾何学的に植えられている。
一方の「水の庭園」には、睡蓮が浮かぶ池がある。
ヤナギやフジ、リンゴの木があるほか、日本風の太鼓橋もあり、など日本美術びいきだったモネらしい趣味を感じさせる。
住まいとなった母屋の内部は当時のままに再現され、部屋ごとに青や黄色の色調に統一されている。
モネが収集した広重や北斎、写楽などの貴重な浮世絵が数多く展示されている
モネの家と庭園の近くには、アメリカン美術館 Musée d'Art Américain があり、作家モネやジヴェルニーの風景に影響されたアメリカの画家たちの作品が展示されている。
モネの家と庭園は4月〜10月のみ開館(冬期は休館)。団体入場は事前予約が必要。TA

アクセス
パリから約80km。
鉄道:
パリ・サンラザール駅からヴェルノン駅へ約45分〜1時間15分。
下車後、タクシーまたはレンタサイクルで約6km。