*フランスの北東部、シャンパンの生産で知られているシャンパーニュ地方の中心都市。 *世界遺産に登録される3つの歴史的建造物が建っている。 *シャルトル、アミアンとならぶフランス3大ゴシック建築とよばれるランスのノートルダム大聖堂 Cathédrale Notre Dame は、王権との結びつきが強く、ここで歴代国王の戴冠式が行われていた。 *数多くの像で装飾されたファサードや直径12mのバラ窓、シャガールが制作したステンドグラスなどがある。 *大聖堂に隣接するトー宮殿 Palais de Tau は、1690年に建てられた大司教の館で、T字型の建物からその名が付いた。戴冠式にまつわる品々が公開されている。 *サン・レミの旧大寺院 Basilique Saint-Remi はベネディクト派の教会でランス司教の聖レミの遺体が安置されている。 *併設のサン・レミ博物館 Musée Saint-Remi には町の歴史にまつわる資料が展示されている。 *このほかの見どころとして、藤田嗣治が描いたフレスコ画があるフジタ礼拝堂 Chapelle Foujita や、ランス美術館 Musée des Beaux-Arts de Reims などがある。 *町中にはパイパー・エイドシック社 Piper-Heidsieck やテタンジェ社 Taittinger などのシャンパンカーヴブがあり、見学や試飲ができる。近郊のエルペネーにもモエ・エ・シャンドン社などがある。TA アクセス パリから約150km 鉄道: パリ・東駅から直通のTGVが運行されている。約45分。 6km手前のChampagne-Ardenne TGV駅から在来線に入る。 アルザス方面へのTGVはランスへは入らない。 見どころ ●ノートルダム大聖堂; 歴代の王の戴冠式が行われた.ゴシック様式 ●聖レミ修道院教会堂; シャンパーニュ地方で最も美しい最初期ゴシック様式 ●トー宮殿 ●フジタ礼拝堂 ランスのシャンパン工場の経営者が建てたチャペルで、画家・藤田嗣治(つぐはる)が1966年にフレスコ画やステンドグラスの制作を手掛けた。正式名はノートルダム・ド・ラ・ペ(平和の聖母)。 68年にチューリヒで亡くなった藤田の遺体は、いったんこの礼拝堂に安置されたが、その後、自宅のあったパリ郊外のビリエ・ル・バクルに埋葬されていた。しかし、近年になって夫人が遺品を整理した際に、日記に「終生の舞台はチャペルの建立であり、そこで眠るつもりだ」という旨が書かれているのを見つけ、2003年10月にランスに移送された。TA |