ロザリオ礼拝堂 (マチスのステンドグラス) 大聖堂(シャガールのモザイク) *アルプスの山並みの南端に位置する。 「鷲の巣村」のひとつで、15世紀に市場町として建設された。 *旧市街の北には、晩年のアンリ・マティスが内装と装飾を手がけたロザリオ礼拝堂 Chapelle du Rosaire がある。 *これは、マティスが病に倒れた時に献身的な看護をしてくれたシスターへの返礼として造られたもの。 *また、チャペルの近くにはマチスが6年間住んでいた宿、ヴィラ・ラ・レ—ヴ Villa Le Rêve がある。 *現在は民宿となっていて宿泊することも可能。 *アトリエや絵の道具なども用意され、マティスと同じ景色を描けることからアーティストたちに人気がある。 *なお、町の中心部となるクレマンソー広場の近くには大聖堂 Cathédrale と呼ばれる小さな教会があり、内部にはシャガールのモザイク画『パピルスの中のモーゼ』が飾られている。TA アクセス バス: ニースから約40分。 ロザリオ礼拝堂 Chapelle du Rosaire ヴァンスの高台にある新市街のはずれにある白くて小さいロザリオ礼拝堂のなかへ入ると、青や黄色のステンドグラスの美しさが目に飛び込んでくる。 ステンドグラスや壁に線描きされている装飾には、キリストの物語が描かれているのだが、礼拝堂にいると、そんな宗教的な意味など関係なく、陽光がさまざまな色に変化して射しこむ堂内の幻想的な雰囲気に魅了されてしまう。 地下のギャラリーに残されている膨大な数におよぶチャペル建設のデッサンから、マティスがこの礼拝堂の設計に注力していたことがわかる。 ここでは、マティスがデザインしたミサ用の聖衣など、貴重な展示物を見ることができる。 |