概要 三方をフランスに囲まれているが、独立した立憲君主国家であるモナコ。 *面積は皇居の約2倍で世界で2番目に小さいが、観光立国として経済的に豊かな国となっている。 *1297年にグリマルディ家の所有となってから700年余りの歴史を持ち、シャルル3世の時代にカジノが導入されたのを機に、ヨーロッパで一、二を争うリゾートに発展した。 *港には豪華なヨットや高級クルーザーが停泊している。 *見どころは2つのエリアに分かれている。 *国鉄駅の東側にあるモンテ・カルロ地区には、カジノやホテル、高級ブティックが集まる。 *港の南側の旧市街モナコ地区には、モナコ大公宮殿 Palais du Prince や歴代の君主や故グレース王妃が眠るモナコ大聖堂があり、辺りは庶民的な町並みが広がっている。 *いずれの地区も徒歩で観光が可能。 *大聖堂の近くにある海洋博物館・水族館は、1910年海洋学者だったアルベール1世が創設したもので巨大な鯨の骨や海中探査カプセルなどが展示されている。 *毎年5月には市街を封鎖した名物サーキットとしてF1モナコグランプリが開催され、期間中のホテルは満室となるので6か月前には予約をした方が良い。 *なおフランスからの入国にパスポートの提示は必要ない。 アクセス 空路: パリ・シャルル・ド・ゴール空港からニース・コート・ダジュール空港へ約1時間。 空港からモナコ・モンテカルロ市街までバスで約45分、 ヘリコプターでは約7分。 鉄道: パリ・リヨン駅からニースまでTGVで約6時間。ニースで乗り継いで約20分。 見どころ ●モナコ大公宮殿 Palais du Prince 1215年にジェノヴァ人により城塞として築かれたが、内部はルネッサンス様式の宮殿に改装されている。 港を一望できる広場では、毎日11:55に衛兵交替が行われる。 ガイドツアーによる見学が可能。 開館:6〜9月9:30〜18:30(10月は10:00〜17:00)、11〜5月は閉館 ●グラン・カジノ Grand Casino 国の経済を支えるカジノ。 宮殿のような建物は、パリのオペラ座を設計したシャルル・ガルニエの手によるもの。 内装も大理石の床や天井画、シャンデリアなど豪華を極めている。 ギャンブルだけでなく、劇場やナイトクラブなどもあり、上品な社交の場となっている。 カジノの営業時間は各ルームにより異なる。入場は21歳以上、身分証明の提示が必要。 |