ベルイル Belle Ile en Mer
概要
ブリタニー海岸の沖合いに浮かぶブルターニュ最大の島。
キブロン半島Quiberonから14km沖合に浮かぶ。
島は北西から南東にかけ17km、幅9kmである。
9世紀にはブルターニュ公国に属していた。
ベル・イルとは「美しい島」という意味。穏やかな気候で降水量が少なく、夏には多くのバカンス客が訪れる格好のリゾート地となっている。
女優サラ・ベルナールや印象派の画家モネが滞在したことでも知られる。
コトン港の針岩、海から針のように尖った岩が突き出ているのが美しい。
モネも針岩を描いている。1886年にモネは2か月半この島に滞在し、約40点の作品を残している。
住民はかつてフランス領カナダに移住した後、イギリスによって追われて帰国した人たちの子孫が多い。
南の野生海岸には断崖が続き、波が荒い。
キブロン側の北の海岸は波が比較的穏やかで、白砂のビーチが続く。
島の中心地はキブロンQuiberonからのフェリーが発着する北岸の港町ル・パレLe Palais。
街にはレストランやみやげ物店が軒を連ね、港の周辺にはテラス席を設けたカフェが並んでいる。
近くには17世紀にヴォーバンによって建設された要塞がある。Qkbt
アクセス
キブロン半島南端からフェリー45分、ソーゾン港Sauzonに着く。
見どころ
プーラン岬 La Pointe des Poulains
女優サラ・ベルナールゆかりの地で当時の住居が残る
アポティケルリー洞窟 Grotte de l'Apothicairerie
浸蝕された岩の裂け目から射し込む光で海水がエメラルドグリーンに輝く
ホテル
ホテル・シタデル・ヴォーバン Citadelle Vauban
昔の砦を改造したホテル。 305-355eur