ピラ砂丘 Duna du Pilat
概要
アルカションの市街地から大西洋側を南に9km進むと約3㎞のサンドビーチが続く。
南北に約3km、東西に約500m、標高107mの欧州最大の砂丘である。
大西洋から吹き寄せる風によって、巻き上げる砂が4000年の歳月をかけて堆積し形作られた。
強い風によって描き出される風紋の表情も刻々に変化する。砂丘は風の力でゆったりと内陸方向に移動している。年に3-5m内陸側に移動している。浜辺にあった崩れ壊れた建物があるが、これは第2次世界大戦中に使われたトウチカ、今は見る影もなく崩れ落ちている。もともと砂丘の上に造られていた。
足元の砂が風によって徐々に飛ばされる。戦後70年以上かけて海側の崩れ降りた。ほかにも、海底10m-15mに沈んでしまっているものもあるという。
影響は周辺の村にも出ている。
砂丘が5年で15-20m内陸に移動した結果、近くにあったキャンプ場は消え失せプールも埋まってしまった。
この砂丘を訪れる観光客は年間190万人になっている。風を求めて多くのパラグライダーが集まってくる。観光客のための体験コースもある。
海辺から内陸部へ500mの間に約100m昇ることになり、砂丘に階段があり、160段でいただきレベルまで到達できるが、かなりきつい。体力にもよるが、1時間30分から2時間くらいかかる。
アクセス
地元の人たちは車で来ているが、ツーリストはボルドーに滞在してアルカシヨンとセットで日帰りするツアーに参加するか、アルカシヨンに滞在することになる。
ボン・ダルギャン Le Banc D'Arguin
砂丘に上ると、目の前の海の真ん中に小さな砂の島が見える。
ガロンヌ川から大西洋に流れ出た砂が湾の海流とぶつかってできた島。
潮の満ち引きで常に形が変わり続ける島である。
たくさんの牡蠣の養殖がおこなわれている。
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