免税手続できる店
店の入口のドアやショウウインドウに免税取り扱いのシールが貼ってある。
(ご注意)
店の店員が、すでに免税になっているとか、免税にするより安いなどといってくることがある。
免税手続きをする店ではあまり値引きなどしないものだ。


免除される税額の基準
商品価格はすべて内税となっており、付加価値税VATが含まれている。
免税率は実質の商品価格に対するもので,EU内でも各国異なる。

適用基準
1つの店での最低購入金額が各国により決められていて、それ以上買った場合に適用される。
一般的に、食料品、美術品、書籍は適用外となっている。

適用条件
店で免税申告用紙を作成してもらう。
購入品をEU以外の国へ持ち出すこと。

申請用紙作成
店頭にTAX FREE, DUTY FREE,DETAXEなどのシールの貼ってある店で上記金額以上の買い物をする場合、パスポートを提示し店員に依頼する。
ピンク色の販売明細書の写し2通と緑色の写し1通、それに切手を貼った封筒が1枚渡される。
免税申告書に日本の住所、氏名を記入する。そのほかの部分は店が記入してくれる。

免税手続き手順
?購入時に店で受け取った申告書の入った封筒と対象となる現物を空港の税関DOUANEの係員に提示する。

?スタンプをもらった書類をあらかじめ店から受け取っている封筒に入れて近くにあるポスト見投函する。緑色の書類は自分の控えなので、日本に振込または小切手が送られてくるまで大切に保管すること。
免税手続きカウンターは同じ便を利用する旅客でかなり時間がかかるので、出発までの時間が十分とっていないと手続きできない。

?EU内を周遊する場合、免税手続きはEU内を最後に出国する空港または国境で行う。

?旅行日程の途中でスイスなどEUに加盟していない国が含まれていても、最後に出国する国の空港となる。

?スイス航空などでスイス・チューリッヒから帰国便を利用する場合には、スイスへ入る際の国境検問所に立ち寄って、免税書類にスタンプをもらいスイス内の空港などのポストに投函する。

?隣国から列車でスイスに入りそのままスイスから帰国すの場合には、国境駅で税関申告できないので免税手続きは難しい。特急(TGV,ICEなど)は停車時間に駅で申請などできない。

?免税対象品は、税関係員に申告書とともに提示する。大きなものでもに機内預けにしてしまうと申告申告書にスタンプがもらえない。

多くの空港は、セキュリティチェックを受け、出国審査を通った後に免税受付カウンターがある。園をチェックインしたスーツケースの収納することは出来ない。
?パリの空港だけは日本へ直行する場合に空港でチェックインする前にまず免税手続きをしてからチェックインをすることができる。その際に機内預けに収納できるチャンスがある。

?乗り継ぎ便を利用する場合にはEUシェンゲン加盟国からの最後の便の空港まで機内持ち込みをしないといけない。

?機内持ち込みが出来ないほど沢山になってしまう場合にはあきらめざるを得ない。

?唯一の方法は機内預けにしてしまって乗り継ぎ便の到着空港で入国し、荷物を受け取ってから免税対象の物を取り出して免税手続きをして出国手続きに入る。これは乗継時間が1時間以上十分にないと出来ない。

払い戻し
?空港で免税申告用紙に承認印を受けて自らポストに封筒を投函して返送てはじめて手続きは完了する。

?払い戻しには各国とも免税金還付手続をする専門の業者に委託しているためその免税手続手数料が差し引かれる。
各店とも契約している還付手続代行会社の方法によるが、大部分は後日小切手送金となっている。小切手で送られてきたら銀行で日本円に換金する際に銀行の手数料を取られる。--購入時にカードで決済した場合はカードの口座に振込となる。現金で支払う場合には小切手になり、銀行手数料を取られるのでカード決済の方が損失が少ない。

?支払いは日本に帰国後約3ヶ月以内に払い戻される。

?一部の店では空港内で換金する方法を採っている。

?店頭免税店(一般的に免税店と称されている)はあらかじめ販売の際に税金分を差し引いた金額で取引する、空港で手続きをすることが条件となる。

?日本に帰国後は、原則的には免税手続申請はできない。

?鉄道、船、自動車で出国する場合の手続きはあまり期待できない。

?観光客のあまり訪れない一般商店では、免税サービスをしていないことも多い。