ドイツのクリスマス市 | |
ドイツではどこの町でも例年11月の最終の週からほぼ1ヶ月間、クリスマス市が開催される。 都市により若干異なるが、11月の最終の日曜日からクリスマスまでの約1か月間に渡って、町の中心部の広場いっぱいに立つ市である。 ドイツは各家庭の中にクリスマス用にいろいろ飾り付けをするが、その小物類や菓子などクリスマス用品全般で、どの市でも大変な賑わいである。 さながら日本で正月用の飾り付けやお飾りを売る神社の参道や境内の賑わいである。 ヨーロッパでもドイツ語圏だけの習慣だが、1年の中で最も重要なイベントのひとつとなっている。 この光景を見物するのに日本からツアーがいくつも出ている。 厳寒のヨーロッパで観光客の少ない時期のオフシーズン対策に航空会社や観光局が呼びかけているもので、買物をするというのではなく、マーケットの雰囲気を眺め体験するというところだ。 ドイツに限らず、ヨーロッパのどこの国でもクリスマス市はあるのでが、特にドイツは華やかでありにぎやかだ。旧市街地の狭い路地の木骨建築の雰囲気と良くマッチしている ちなみに、サンタクロースがプレゼントを持ってくるのは日本やアメリカではイブだが、ドイツでは12月6日、この日はサンタクロースのモデルになっている聖ニコラスを祝う日だからで、この日に合わせて子供たちにプレゼントを大人たちは用意する。大人たちも友人や同僚と互いにプレゼントの交換をするのはこの日になっている。 12月24日?25日は静かに家庭で水入らずで食卓を囲むのだが、25日から1月6日までの夜は、12夜と呼び、悪霊が暴れるため花火などで騒々しい音を立てて退散させるという習慣もある。 |
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主なクリスマスマーケット | |
ニュルンベルグ; ドイツの中でももっとも華やかなマーケットで、これを抜きにするわけにはいかない。 シュトゥットガルト; 最大の規模のもの ドレスデン; 最古の歴史を誇る その他のマーケット ハンブルク、フライブルク、デュッセルドルフ、カッセル、アウグスブルク、リューベック、ウルム、ブレーメン、ローテンブルク、ハイデルベルク、ライプチッヒ、ヴュルツブルク、レーゲンスブルク、フランクフルト、ミュンヘン、ベルリン、ミュンスター、バートライヒェンハル クリスマス小物用品 ローテンブルクの中心の市庁舎広場の一角にある「ケーテ・ヴォルファールト Kathe Wohlfart」という店は、クリスマスショップとして一年中オープンしている。 |
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