マインツ

概要
ラインラント=プファルツ州
人口約19万人
-ライン河Rheinとマイン川Mainの合流点に位置し、交易上恵まれている地域だった。
-8世紀には、有力な選帝侯の司教座が置かれており、ドイツでもっとも重要な宗教都市として繁栄し「黄金のマインツ」と称えられた。
-1949年にはラインラント=プファルツ州の州都となる。
-グーテンベルクGutenberg(1395頃〜1468)はこの地で生まれ、後に近代印刷術の父とよばれたことでも有名。
-旧市街には、古い木組みの家がレストランやカフェとして並んでいる。
ワインの集散地でもあり、華やかなワイン祭りやカーニバルなどもにぎやかに行われる。


アクセス
空港
フランクフルト国際空港Frankfurt a/M Flughafenの30km北東にある。
空港駅近距離列車ホームから20-30分間隔でSバーンが運行されている。

鉄道
マインツMainz Hbf.は、ドイツ国内各方面への特急(ICE,IC)の中継駅となっている。

見どころ
大聖堂 Dom
強大な権力を握っていたマインツの大司教ヴィリゲスにより、975年に建てられた。
巨大な内部は東西の内陣を持つ。
内陣の先から出た内庭回廊から見る塔も美しい。

グーテンベルグ博物館 Gutengerg-Museum
15世紀に鉛の活版印刷技術を発明したヨハネス・グーテンベルク。
当時の印刷方法で聖書を印刷する実演も見せてくれる。
有名な『グーテンベルク聖書』などの展示もあり、また日本の浮世絵も世界の貴重な印刷物のひとつとして展示されている。

州立博物館 Landesmuseum Mainz
ローマ帝国による植民地時代の1世紀の、最も貴重な遺物である凱旋柱,ジュビター記念柱Jupltersauleが見られる。
そのコピーがドイツ館広場Deutschhaus−Platzに建っている

古代航海博物舘Museum Fur Antike Schiffahrt
1981年に発見されたローマ時代の船が展示されている。
船の模型やレリーフ、記念碑のほかに、ゲルマン民族の侵入を阻止するために使われた戦艦の現物5隻と、実物大レプリカ2隻が展示されている。

聖シュテフアン教会St.Stephan Kirche
丘の上にあるゴシック様式の教会.
戦争による破壊で外壁と大柱だけが残されている。
東側内陣にシャガール(1887〜1985年)が、その最晩年に制作した9枚の美しいステンドグラスが捧げられている。
旧約・新約聖書からいくつかのテーマを取り上げている。

アウグスティーナー教会Augustinerkirche
1768年建造の正統派バロック様式で、一度も破壊されていない。
ヨハン・バプティスト・エンデルレ作の天井フレスコ画がこの教会の見どころ。

聖ペテロ教会St.Peterskirche
ロココ様式の豪華な装飾が施された教会で建造当時の繁栄がうかがわれる。

聖イヴナチウス教会St Ignatius kirche
は、ロココから新古典主義への移行を示している。外の彫刻は、ハンス・バックオッフェンHans Backoffenが作成した彫刻のレプリカだ

聖イクナーツ教会 lgnazkirehe:
外側左手に、ハンス・バッコップェンHans Backoffenによる、大きいキリスト礫刑の群像Kreuzigungsgruppeがある。