ベルンカステルクース

概要
ラインラント・プファルツ州
人口約7500人
-トリアーから50kmほど下流にある中部モーゼル地域の中心都市。
モーゼル川が大きくカーブMoselschlelfeする斜面一帯に広がるブドウ畑から、辛口で発泡性の少ない白ワインが出来上がる。
モーゼル川を挟んでベルンカステルとクースの2つのエリアからなる街。
-モーゼルワインの産地であると同時に美しい木組みの家々が並び、多くのワイン居酒屋がある。
-ベルンカステル側には歴史ある市庁舎 Rathaus や、ミヒャエルの噴水 Michaelsbrunnenなどがある。
-また、クース側には、ワイン博物館 Weinmuseum や、ザンクト・ニコラウス養老院 St. Nickolaus Hospital がある。
クースは神学者ニコラス・クザーヌス(140l〜64年)の生誕地でもある。
-ブドウ畑の丘の上には、13世紀の古城であるランツフォート城 Burg Landshut が建つ。

アクセス
モーゼル川沿いにあるが、鉄道ルートからは離れている。
トリアーからバスとなる。約1時間。

ベルンカステルの見どころ
マルクトMarkt
小さな傾斜した広場に木骨れんが造りの家々が立ち並ぶ。
広場中央には聖ミヒャエルの噴水Michaelsbrunnen。
市庁舎右のカール通りKarlstrasseには、独特の尖った切妻の狭い3階建の家がある。
市庁舎の左側に中世のさらし台medieval pilloryがある。

聖ミヒャエル教区教会Pfarrkirche St Michael:
14世紀の建物。
冠状の小塔で囲まれた塔は、もとは要塞壁の一部だった。

ランツフート城跡Burgruine Landshut
イースター〜10月はプルク・ランツフートエクスプレスBurgbndshut-Expressで上がることができる。
歩くと小1時間かかる。

クースの見どころ
聖ニコラウス養老院St Nikolaus Hospital:
キリストの享年に因んで33名の貧しい老人を収容するために作られたホスピス。現在でも当初と同じ目的に使われている。
中庭とゴシック様式の礼拝堂および回廊は見学自由だが、枢機卿の天文観測の道具や1500年以前の初期活版印刷本などを所蔵する図書館Bibliothekはガイド付のツアーでのみ見学できる。

モーゼル・ワイン博物館Misel-Weinmuseum

周辺の見どころ
ランツフート城 Burg Landshut:
南東に3kmの岩の突端にあるこの城は、11世紀以来トリーアの大司教の所有物であった。プファルツの王位継承戦争以後、城は廃墟と化した。
ここからは大きく弧を描いて流れるモーゼル川沿い広いブドウ畑の眺望が開けている。