概要 | |
(ニーダーザクセン州) 人口:約73000人 -木組みの建物が数多く残る北ドイツの中で、ツェレは奇跡的にも第二次世界大戦の戦災から免れた街。 -アラー川 Allerが、旧市街の北側を囲むように流れていて、その支流が南側を囲んでいる。 -この町はまるで童話そのものの世界が広がる。 -鮮やかなパステルトーンや保存状態、そのどれをとっても住人がいかに大切に残してきたかがよくわかる。 -ツェレの支配者たちは、外国の様式やスタイルを取り入れることに熱心だった。 ツェレ最後の領主ゲオルグ・ウイルヘレム侯はオランダの画家を呼んで城内礼拝堂を飾らせた。 彼はまた、城をイタリア・バロツク風に改造もさせた。 さらにフランス庭園も造らせている。 -旧市街はやや駅から離れており、東に歩いて15分程度。ほとんどが歩行者天国になっている。 -旧市街の木組みの家は見ているとおもしろいことに気づく。 それは1階よりも2階、2階よりも3階と、階があがることに徐々に大きくなっていること。 これは建設されたころ、税金が1階部分の広さによって決められていたことに関係する。 税金をおさえるためにも、またできるだけ住居部分を広くするためにも工夫された様式が生み出された。 もっとも美しいといわれる木組みの家は、1532年に建てられた市庁舎南側にあるホッペナーハウス Hoppener-haus だ。 -この町は周辺の主要都市ハンブルグ、ハノーバー、リューネブルグなどから近いので日帰りも便利だ。 |
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アクセス | |
鉄道; フランクフルト中央駅Frankhurt am/M Hbf.から急行ICで3時間35分。1-2時間間隔。 ハノーバーからは20分、Sバーン(45分)もある。日帰りできる。 またハノーバーが見本市などでホテルが確保できないときにはツェレの選択も便利だ。 駅と旧市街と離れているので、ホテルのロケーションには留意が必要だ。 チュェレ中央駅と旧市街シュロス広場Schlossplatzはバス#2,3,4がある。 |
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見どころ | |
ツェルナー通り Zolnerstr その昔、公爵が護衛を引き連れ馬車で通ったというこの通りは、今では観光客がにぎわうメインストリートとなっている。 道の両側には色とりどりの木組みの家が並ぶ。 歩行者天国となっているので、思う存分に街歩きが楽しめる。 城 Schlos 17世紀にツェレ公爵により建てられた白亜の城。 もとはルネサンス様式だが後にバロック様式へと改装された。 現在は向かって右の塔がルネサンス、左がバロック、と異なった2つの様式が入り交じった姿となっている。 再びもとの姿(バロック様式)に戻そうと改装工事を始めたが中断したのが、その理由。城内にはハノーファー王家に嫁いだ王女ゾフィーをはじめ、代々の公爵、その夫人の居室、コレクションなどが残されている。 1674年にイタリアの模範にならって造られた宮殿内劇場Schlosstheaterは、ドイツの宮殿内劇場のうち最古のもの。 ガイド付きの場内ツアーあり。 市庁舎 Rathaus: 旧市街の中心マルクトMarktにある。 明るい色の化粧塗りが施され、さまざまなルネサンス様式が混在している建物。 正面玄関は平面のレンガが浮いているように見えるがだまし絵である。 北側には1579年にヴェーザー川流域の職人たちが作った北切妻は、帯状の渦巻き装飾で縁取られ、空想力に富んだ小尖塔を頂いている。 頂上には公爵の紋章の上に金の風見がついている。 南側には1786〜1850年に使われていた、かせのついた鞭打ちの柱が2本立っている。現在は観光局になっている。 -市教会Stadtkirthe: 市庁舎のすぐ西にある。 本来13世紀ゴシック様式の教会であったが、1676〜98年にかけ、イタリアのスタッコ(化粧漆喰)専門職人によってきわめて豪華なバロック様式に改装された。 地下にある領主の霊廟には、代々のツェレ系ヴェルフエン家公爵が眠っている。教会内には彼らの墓標がある。 教会の尖塔には235段の階段で上ることができる。 ボーマン博物館 Bomannmuseum: ニーダーザクセン地方の民俗学とツェレ市の歴史に関する常設展示が行われている。 州の歴史の部門では、旧八ノーファー王国史が中心に扱われている。 Schlossplatz。 ホッペナーハウス Hoppener Haus 手の込んだ装飾を施した1532年建築で、ツェレで最も荘厳な建物。 ニ一ダーザクセン州立馬飼育場(Niedersachsisches landgestut 1735年に公爵家の馬の飼育場として設立されたもの。 毎年9月末か10月上旬に大規模な馬のパレードが開催される。 Sporckenstrasse 1O |
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