概要 | |
(ザクセン州) 人口:36000人 -ドレスデンの北西15km、トリーピッシュ川 Triebischがエルベ川Elbeに合流するあたりの岩山台地に発達した町。 -町の創設は、ドイツ王ハインリヒ一世が、エルベ川とザーレ川の東側で、スラヴ諸族の侵攻の脅威の防衛のため、930年、エルベ川の浅瀬という戦略地点に近い山に城塞を築かせる。 12世紀末、城山の麓に町は発展していく。 18世紀になって時の王フリードリヒ・アウクスト一世は中国磁器を見て、同じものがマイセンでもできないかとと同じものを作ることができないかと、錬金術師∃ハン・フリードリヒ・ペットガーJohann Friedrich Bottgerに命じ、長い時間をかけた末、1709年3月29日遂にて磁器製造に適した成分の土の発見に成功し、翌年の1710年ヨーロッパ最初の磁器工場を城内に作らせ名声を得るに及んだ。 -現在、この街を訪問する旅行者のいちばんの目的は、このマイセン磁器の工場見学となっている。 -マイセンはドレスデン郊外に位置し、第二次世界大戦中の被害が少なかったため、昔からの家並みも残っている。 -中世の雰囲気を味わいながらこの石畳の続く街を歩いてみたい。 -見どころは、クラーナハの祭壇画がある大聖堂Domや、15世紀の後期ゴシック様式の城でかつて城内に磁器工場があったアルブレヒト城Albrechtsburgだ。 どちらも、エルベ川に架かる橋の上に立って眺めると、良い構図で撮影ができる。 |
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アクセス | |
鉄道 ドレスデン中央駅Dresden Hbf.とドレエスデン・ノイシュタットDresden Neustadt駅からSバーンS-Bahnで45分。30分間隔 磁器工場見学には、マイセン中央駅の次のマイセン・トリーピッシュタール駅Meissen-Triebischtal下車が便利だ。 クルーズ(蒸気船) ドレスデンDresdenのエルベ川西岸、マルクト広場から東へ約300m行ったザクセン汽船SaChsische Dampfschiffahrtの桟橋から9:15に出航し、2時間。復路は15:00発がある。(5〜9月) ツアー マイセン観光案内所が4〜10月の間毎日1時間30分のガイド付ツアーをから行つている。13:00出発。 市バスでのツアーもある。 http://www.vgmeissen.de |
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見どころ | |
マイセン磁器工場 Porzellan-Manufaktur Meissen 1階は、見学用工房。 マイセン磁器が完成するまでの各作業工程を実演して解説してくれるガイドツアーがある。 所要時間は約30分ほどで、日本語によるイヤホンガイドや日本語パンフレットも用意されている。 2、3階の磁器博物館では、18世紀から現代に至るまでの、約3千点にのぼる作品が並んでいる。 その素晴らしい職人芸には感動さえ覚えるほどだ。 1階に直営の販売店があり、磁器はもちろん、写真集や絵はがきも買うことができる。 また、工場横のカフェではマイセン焼きのカップでコーヒーが飲める。 市街中心部から歩いていける距離だが、アルブレヒト城と工場との間をミニバスが往復しているので利用できる。 聖母教会 Frauenkirche: 15世紀末、後期ゴシック様式の、3廊式の身廊をもつホール式教会。 この教会の塔(1549年)にはカリヨンはマイセン磁器の鐘からなっている。 15分ごとに音を響かせている。 アルブレヒト城 Albrechtsburg: この城はアルブレヒト辺境伯により、1471年に着工された後期ゴシック様式の建物。 1710年から1864年まで、国立磁器工場はこの城の中にあった。 大聖堂 Dom: アルブレヒト城に隣接して建つ。 大聖堂にはルーカス・クラーナッハ(父)が描いた祭壇画がある。 |
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