スイス国鉄と約60社の私鉄の路線がある。 登山鉄道など独自の運行をしているもの。 私鉄の中にも、国鉄と相互乗入れしているもの。 相互乗り入れしている私鉄は駅舎もほとんど同じ所にあり、その区別がつかないものもある。 3つの言葉を公用語としているスイスでは、国鉄車両にスイス国鉄の略称の「SBB CFF FFS」が記されている。それぞれドイツ語・フランス語・イタリア語で表されている。 |
列車種別 |
ICN(InterCity-Neigezug): 振り子式(RABDe500形)により高速運転される特急列車。 主に幹線ルートに運行されている。 ジュネーブ空港駅〜チューリッヒ中央駅〜ザンクトガレン間、 チューリッヒ中央駅〜ベルン間、 ビール/ビエンヌ〜チューリッヒ中央駅〜ロマンスホルン間 ダイヤの都合で一部、ほかの区間でも流用されている。 IC (InterCity)インターシティ: 特急相当。主要都市間を走る特急列車。 同じ区間をICNも運行されている場合には、途中停車駅が多い。 IR Interregio(インターレギオ): 急行列車。区間によってはICとあまり所要時間が変わらない。 RE RegioExpress(レギオエクスプレス): 快速列車。区間によってはICとあまり所要時間が変わらない。 R Regio、Regionalzug(レギオ): 各駅停車。 Sバーン(S-Bahn): Sバーンは主にドイツ語圏の主要都市近郊列車 チューリッヒ、ベルン、ルツェルン、バーゼル近郊などで運行されている。 RER Reseau Express Regional(アールイーアール): ジュネーブ、ローザンヌなどフランス語圏でのSバーンはRERと表記され運行している、 隣国からの乗り入れ列車 EC Eurocity(ユーロシティ) ドイツ、オランダなどとイタリア間を結ぶ特急列車。 スイス以外を利用する場合には、予約や特急料金が必要だが、スイス国内のみを乗車する場合には予約も追加料金も必要ない。 ICE InterCityExpress(インターシティ・エクスプレス) ドイツ鉄道(DB)の高速列車〔新幹線) チューリッヒ中央駅、バーゼルSBB駅、ベルン駅、インターラーケン・オスト駅とドイツ中部・北部方面(フランクフルト中央駅、ハンブルク・アルトナ駅、ベルリン中央駅など)などとの間に運行されている。 スイス国内は特急レベルの速度で運行される。 TGV(テージェーヴェー) フランス国鉄(SNCF)の高速列車〔新幹線) パリ東駅Gare de Est発着 チューリッヒ中央駅、バーゼルSBB駅とを結ぶ。 パリ・リヨン駅Gare de Lyon発着 ジュネーブ・コルナヴァン駅とを結ぶ路線 ベルン駅、ヌーシャテル駅とを結ぶ路線 ローザンヌ駅とを結ぶ路線 ジュネーブ・コルナヴァン駅発着 南フランス各地マルセイユ・サンシャルル駅、モンペリエ駅、ニース・ヴィル駅などを結ぶ路線 RJ Railjet(レールジェット) オーストリア国鉄の国際特急列車 ウィーン西駅発着でザルツブルク、インスブルックを経由してチューリッヒ中央駅を結ぶ路線。 国際夜行列車 EN EuroNight(ユーロナイト)各国のp列車の高速化で、夜行列車が衰退している。 現在スイス国内から運行されているENは チューリッヒ中央駅発のグラーツ駅、ブダペスト駅、バルセロナ駅などしか残っていない。 CNL:シティナイトライン(CityNightLine) ドイツ鉄道の関連会社が運営する夜行専用列車専門で、従来の夜行列車よりも充実した設備やサービスを備えて運行されている。 スイスからはチューリッヒ発着で、アムステルダム、ベルリン、ハンブルク、プラハの路線に運行されている。 夏期限定で、バーゼル発着コペンハーゲンもある。 |
スイスの鉄道データ |
スイスのケーブルカー -ゴンドラリフト;110 -チェアリフト;260 -ケーブツカー;50 -ロープウエイ;250 -ラックレイル;30 ロープウエイ; ミューレン、シルトホーン ヨーロッパ最初の登山鉄道; リギ山 最初のロープウエイ; アイロロ〜サッソ・デ・ラ・ポージア 最初のケーブルカー; 1877年ローザンヌ〜ウーシー(現在はラックレイル) ケーブル急勾配; ミューレン〜ニーセン 1000分の680,2区間前兆3495m 世界最長のケーブルカー4207m; ミエール〜モンタナ(2区間) |
スイスの鉄道トンネル |
国土の多くが山岳地帯なので、鉄道専用のトンネルが早くから開通していた。 その数700以上、南北を結ぶ長いトンネルはカートレインとして自動車の運搬も行っている。 (主な鉄道トンネル) ゴッタルド鉄道トンネル(15.0km) 1882年開通、スイス国鉄 ドイツ−スイス−イタリアを結ぶ幹線上。複線。 ゴッタルドベーストンネルが2012年完成予定、総延長約57kmとなる。 シンプロントンネル(19.8km) 1906年開通、スイス国鉄 フランス−スイス−イタリアを結ぶ幹線のイタリアとの国境トンネル。 フェライナトンネル(19.0km) 1999年開通、レーティッシュ鉄道(RhB) フルカベーストンネル(新フルカトンネル)(15.4km) 1982年開通、マッターホルンゴッタルド鉄道(MGB) 氷河急行のルート上。旧フルカオーバーアルプ鉄道(FO)。フェライナトンネルが開通するまで、世界最長の狭軌鉄道用山岳トンネルであった。カートレインを実施。単線。 レッチュベルクベーストンネル(BLS鉄道) 1913年開通のレッチュベルクトンネル(14.6km)を拡張・34.6km延長して2005年4月に新レッチュベルクトンネルが開通。 |
スイスの主な私鉄(登山鉄道) |
ユングフラウ鉄道 (JB) クライネシャイデック〜ユングフラウヨッホ インターラーケンからユングフラウヨッホに至る3つの鉄道 ベルナーオーバーラント鉄道(BOB) ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB) ユングフラウ鉄道(JB) にプラス ラウターブルンネン-ミューレン山岳鉄道(BLM) を加えた4鉄道の総称として、ユングフラウ鉄道 Jungfraubahnenと呼ばれることも多い。詳しくはこちら ブリエンツ・ロートホルン鉄道 (BRB) ブリエンツ〜ロートホルン・クルム リギ鉄道 2社ある。 フィッツナウ・リギ鉄道(VRB) (フィッツナウ〜リギ・クルム) アルト・リギ鉄道(ARB)(アルト・ゴルタウ〜リギ・クルム) **ピラトゥス登山鉄道(PB) アルプナッハシュタット〜ピラトゥス・クルム 世界でもっとも急勾配の登山鉄道(傾斜度48%) ツェントラル鉄道(ZB) インターラーケン・オスト・ルツェルン間のブリューニック線74km ヘルギスヴィール(途中駅)・エンゲルベルク間24km。 マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB) 2003年1月にフルカ・オーバーアルプ鉄道(FO)とBVZツェルマット鉄道(BVZ)が合併し誕生。 3路線。氷河特急ルートの一部 ブリク・ツェルマット間44km (旧ツェルマット鉄道BVZ区間) ブリク・アンデルマット・ディゼンティス/ミュンスター間 ゲシェネン・アンデルマット間(シェレネン線) ゴルナーグラート・モンテローザ鉄道(GGB) ツエルマットからゴルナーグラード3100mまで モンテローサやヴァイスホルンなど29の4000m急の高峰が見渡せる. レーティッシュ鉄道(RhB) サンモリッツやダヴォスなどを含む、スイス東部のグラウビュンデン州を中心に約400kmの路線網を持つスイス最大級の私鉄。氷河特急の一部やベルニナ特急などがある。 主要路線は世界遺産登録もされている。 モントルー・オーベルラン・ベルノア鉄道(MOB) モントルーとシュピッツを結ぶゴールデンパスの一部 |
名物鉄道ルート |
氷河特急 「世界一遅い特急」といわれる。(7時間半) 291の橋と91のトンネル ツェルマット;1804m ブリグ;671m (新フルカトンネル) アンデルマット;1433m オーバーアルプスヘーエ2033m ライヒェナウ 604m (クール) (ダボス);1540m サンモリッツ1775m ベルニア特急 クール;584m サンモリッツ;1775m オスピッチオ・ベルニナ2253m ティラノ; 429m ハイジ特急 ラングクアルト;マイエンフェルト最寄駅 ダヴォス; ベルニナ峠; ティラノ;(バス) ルガノ; ゴールデン・パス ゲージが異なるため乗り換える. ルッツェルン ↓(ブリュニック・パノラマ・エキスプレス) インターラーケン ↓ シュピッツ; (サロン・ブルー) ツバイジンメン(乗り換え) 951m (ゴールデンパス・パノラミック) モントルー; 395m ジュネーブ; ウイリアムテル・エキスプレス 湖船と列車の組み合わせ ルッツェルン;(湖船) 436m フリューレン;436m アルトドルフ; 447m ゲッシェネン;1106m アイロロ; 1142m ベリンツォーナ 241m ルガノ;335m |
レイルパス |
スイスパス 1,2等、とそれぞれにセーバー(2人以上) 5種類(4日,8日,15日,22日,1ヶ月間)期間中毎日有効 登山電車、ケーブルカー25%割引 スイス・フレキシーパス 1,2等とセーバー 1ヶ月間に3〜9日分(7種類) スイスユースパス スイスパスと同じ条件. 25歳以下 スイスカード 空港駅/国境駅と滞在予定地までの1往復。 期間内1ヶ月間を半額カードとして使える。 |
スイスのみでの販売となるパス |
半額カード 1年2年ものとデーカードがる。 これを持っていれば全線半額 リージョナルパス 特定の地域だけ有効のパスで私鉄や地方鉄道で発行している |