概要 |
-ボーデン湖の西の入江部分にあたるウンター湖Unterseeがライン川となって流れ出すところ、ライン川の右岸にある小さな町。 -「ラインの石(宝石)」という名前の美しい町。 -城壁に囲まれた旧市街は、博物館として公開している修道院や市庁舎を中心に16〜18世紀に描かれた見事な壁画に彩られた家々が建ち並び、中世風の外観を無傷のままにとどめ、スイスでもいちばん趣のある町のひとつとされる。 -町を見下ろす高台にあり、現在はレストランでもあるホーエンクリンゲン城からは周囲に広がる田園風景もー望できる。 |
データ |
-人口:2700 -標高:408m -言語:ドイツ語 |
アクセス |
鉄道 チューリッヒ中央駅からドイツ国境の町シンゲンSingen行き普通列車でシャフハウゼン Schaffhausenまで約40分。ほぼ1時間ごと。 ドイツ・シュトゥツガルトStuttgart行き特急ICEもあるが、所要時間はほぼ同じ シャフハウゼン SchaffhausenでRorschach行きに乗換えて約5分。 |
旧市街 |
駅前から坂道を歩くと、ライン川に出る。 橋の上からの旧市街の木組みの建物の基礎部分が川の現れるように建っている景色が目に入る。 橋を渡ってすぐに市庁舎広場Rathausplatzに出る。ここが旧市街の中心となるポイント。 市庁舎の後ろに聖ゲオルグ修道院がある。 市庁舎広場から西に向かって歩くと旧市街の繁華街になる。 出窓の張り出した家々の絵で埋まった正面の壁が看板代わりになって、ペリカンの家、太陽の宿、赤牛の家、白鷺の家など、個々の家々のモチーフを説明している。 |
シュタイン・アム・ラインの見どころ |
歴史博物館 Historische Sammlung 市庁舎の3階。 武具、デルフト焼の陶器、16世紀の銀製金メッキ飾り皿、人物などを描いた16、17世紀のステンドグラスカ\この町の過去を物語っている。 ザンクト・ゲオルグン修道院 Kloster St.Georgen ベネディクト派のこの古い修道院は11世紀にドイツ皇帝ハインリッヒ2世によってシュタインに建立された。 中世的な特徴をそのまま残しているが、のち郷土博物館に模様変えされた(歴史と民衆芸術に関する収蔵品)。 いろいろな部屋が、彫刻のある天井や木組み細工、寄不の家具で飾られ、16世紀のクリザイユの装飾のある部屋もある。 そのほか美しいタイルで床を敷きつめた修道士の個室、裁判官の広間、内庭回廊、参事会広間などを見学できる。 天井の平らな、トランセプト(翼廊)のないバジリカ式のロマネスク様式の教会は12世紀の建設だが、後代に修復されている。 |
シュタイン・アム・ライン周辺の見どころ |
ホーエンクリンゲン城 Schloss Hohenklingen 市内から2.5km。徒歩で約40分。 塔の上から、半円状に展開するパノラマを一望にする。 シュタイン・アム・ラインの町並と周辺のたたずまい、ライン川と周辺の丘が眼下に広がり、ゼンティスの煙が顔をのぞかせているアルプスの山稜がその上に連なっている。 |