概要 |
フランス語とドイツ語圏の境界にあたるローヌ谷の中央部の小さな町。 アニヴイエAnniviersの谷の出口になり、この地方へのハイキングのベースとなる地。 美しい葡萄畑が広がる一帯は、高品質なワインの産地として有名。 詩人リルケが、この地の風景を題材にいくつもの詩を書き上げている。 彼はここのミュゾの館で晩年を過ごしている。 ウイドンヌVidomnes城や岩の上に建つグーノバンGoubin塔、高台のメルシエ城などのいくつかの城塞、17世紀の市庁舎など歴史を感じる邸宅や古城が多いのも特徴のひとつ。 |
データ |
-人口:約15000 -標高:534m -言語:フランス語とドイツを併用。 |
アクセス |
鉄道: ジュネーブ空港駅からブリークBrig行き急行IRで1時間25分。1時間ごと。 ミラノ行き特急CISも停車する。所要時間はあまり変わらない。 |
シエールの見どころ |
市庁舎 Hotel de Ville 17世紀と19世紀の建物で、かつては領主館であったが、のちに市庁舎になった。 内部は彩色天井、壁のフレスコ画、色鮮やかなステンドグラスなどが見どころ。 地下室は錫製品博物館になり、ショーケースの中には17世紀から19世紀にいたる、食器、台所用品など約180点のコレクションが展示されている。 ヴィドンヌ城 Chateau des Vidomnes: 望楼を備えている。 サント・カトリーヌ・カトリック教会 17世紀から19世紀の建物で、内部はバロック風の内陣、彫刻を施した説教壇、みことなパイプ・オルガンの外装箱で飾られている。 メルスイエ城 Chateau Mercier 19世紀の館は個人の所有。 邸は町を見下ろす緑豊かなプラデック庭園Parcde Pradecに囲まれ、木の問こしに町の眺めが楽しめる。 |