概要 |
-ブリエンツ湖上流、アーレ川上部渓谷にあり、北はフリユニック峠からルツェルン、西はブリエンツからインターラーケン、南西はグリンデルワルト、南東はハスリ谷からグリムセル峠、東はガドメン谷からスステン峠に結ぷ交通の要所で、鉄道やパス路線が交差するアルプス観光の拠点。 -アーレ峡谷やライヒェンバッハの滝への昔ながらの遊覧の出発点であるばかりでなく、グリムゼル街道やスーステン街道への地の利に恵まれた宿泊地でもある。 -シャーロック・ホームズの生みの親、コナン・ドイルが逗留し、シャーロック・ホームズ最後の地としてライヒェンバッハの滝を小説の舞台に書いたことでも有名。 シャーロック・ホームズファンの聖地ともなっている。 -ここはまた砂糖菓子メレンゲの発祥の地でもある。 -インターラーケンから近い(35分)ので、滞在中に日帰りできる。 |
データ |
-人口:約4500 -標高:595m |
アクセス |
鉄道: インターラーケン東駅Interlaken Ostからルツェルン行き私鉄ZBで約35分。1時間ごと。 チューリッヒからはルツェルンまで国鉄SBBで、約1時間、 そこからインターラーケン行き私鉄ZBで約1時間30分。 |
見どころ |
シャーロック・ホームズ博物館 Sharlock Holmes Museum ロンドンのベーカー街211B番地にある書斎が再現されている。 駅から5分。 http://www.sherlockholmes.ch ライヒェンバッハの滝 Reichenbachfall 名探偵ホームズの物語のなかで終焉の地の舞台とされた。 ホームズはモリアーティ教授ともみ合って湖の滝に落ちて命を落としたことになっている。遺体が発見された場所に★印が付けられている。 マイリンゲン駅からライヒェンバッハのケーブルカー駅まで徒歩約20分。 ケーブルカーは滝をかけた流れを渡り、5分ほどでライヒェンバッハの大濠布を望む展望台に到着する。滝の力強い流れは中ほどに突き出た岩に当たって細かくしぶき、霧状の羽根飾りとなって浮かびあがる。 教会: 村の高みに立っている。 この辺りにある数軒の木造家屋は、1879年と91年の火災で被害をうける前の古いマイリングンの面影を偲ばせる。 教会はアルプバッハ川の度重なる氾濫で倒壊し押し流され、幾度か再建されている。 現在の教会(1684年建立)はここに建てられた5番目の教会に当たる。 教会の後方に滝つ瀬をなしている流れは当時の氾濫の名残である。 ロマネスク様式のいかめしい独立した教会の鐘楼は、このような事情を考慮して7mの高い土台を築いて建てられている。 修復作業時には、11世紀の初期教会の遺跡(現在のクリフト)と、一連のロマネスク様式のフレスコ画(題材は旧約の数場面)が発見されている。 |
マイリンゲン周辺の見どころ |
アーレシュルフト(アーレ峡谷) Aareschlucht マイリンゲンから2km, キルヒェトの氷河浸食による谷柵がアーレ川に削られてできたこの峡谷は、マイリングンからインナートキルヒェンまで続き、ベルナー・オーバーラント地方で最も人気のある観光名所のひとつ。 谷底の歩道を伝っていくと、すぐにシュルフトの中でも最も岩壁がせばまった地点に着く。 岩壁は、あるいは直角に切りたち、あるいは水食作用で奇怪なかたちに穴をうがたれ磨かれている。それらの羊群岩やたくさんの「甌穴」の跡が与える印象は強烈である。 アーレ川のヒスイ色の力強い奔流はほとんど水音もたてずに一気に走り下る。 その奥底を上からの光線がぽんやりと照らしだす様は、一層感銘深い。 支流の滝を目当てに1.5kmほど進むと、シュルフトの上流の出口に着く。 4月中旬から10月末まで。 http://www.aareschlucht.ch |