概要 |
-レマン湖北岸の中央に位置し、ジュネーヴ、ベルン、チューリヒ方面を結ぶ幹線上で、交通の便が良い。 -ローマ時代から栄えた歴史を誇るエレガントな古都。 -国際オリンピック委員会とオリンピック・ミュージアムがあるため、オリンピックシティとも呼ばれています。 -世界各国の上流社会の人たちも居心地のいいこの地に居住しているという国際色豊かで明るい雰囲気の都市。 -ハリウッドの華やかな世界から引退したチャップリンやオードリー・ヘップバーンもこの地にひっそり暮らしていた。 -ローザンヌ発祥の旧市街地区はレマン湖畔から少し奥に入っている岬のような高台の上にあって、現在「シテCite」と呼ばれている。起伏の多い土地の上にあって、狭い坂道も多い。 何世紀もの間に次第に南へと広がって行き、かつては小さな漁村だったウシーOuchvまで広がる大都市になった。 -湖畔のウーシー地区と丘の上の中心街の間はミニ地下鉄が結んでいる。 -湖畔には高級ホテルが並ぶ。 -工科大学や音楽学校、ホテル学校、美術学校があり、バレエや劇、音楽など芸術活動も盛んな文化都市で、個性的な美術館や博物館も数多く点在しています。 -建築家ル・コルビジェが1924年母親のために作った「小さな家」は建築を志す人たちにとってはぜひ見学したいところだ。 |
データ |
-標高455m -言語:フランス語 |
アクセス |
鉄道: ジュネーブ中央駅または空港駅から頻繁に運行されている。 チューリッヒ、バーゼル、ブリグ方面などいずれの方向の列車もローザンヌまでは一緒なので、どれも利用できる。 普通でも特急でもほとんど所要時間は変わらない。35-40分 空港駅からはさらに10分プラスになる。 湖畔を走るので右側の席が眺めがいい。 |
市街地 |
-にぎわいのある地区は、サンフランソワ広場Place St.Francoisから、かってフロン川 Ie Flonという急流が流れていた谷にかかる大橋Grand
Pontを経て、メトロポール・タワーtour Metropoteと呼ばれる高層ビルにかけての界隈。 -パリュ広場 Plaece de la Palud 市庁舎前にある広場。ルネッサンス様式の市庁舎正面と正義の女神の噴水(16〜18世紀)が美しい。毎週水∵土曜に果物と野菜の朝市、第1金曜に民芸品市がたつ. 広場のはずれ、噴水の後にある市場の風変わりな屋根付き階段を上るとカテドラルに出る。 -一方、湖畔のウシーOuchy地区のウオーターフロントは高級リゾートホテル地区として名高い。 -ウシーはレマン湖随一の港でもある。 -花の美しい外来種の並木が木陰をつくっている湖岸の道は1km以上もあり、さらに東の「湖畔の小道sentier du Bord du Lac」へとつながる。 港と湖とシヤプレーChablaisの山並の眺めが美しい。 |
ローザンヌの見どころ |
カテドラル Cathedrals : スイス屈指のゴシック建築のひとつ。 ここには「夜警番」が今もいる。その役目は、午後1D時から午前2時にかけて塔にのぼり、町の四方に向かって時刻を大声で肉声で叫ぶという役割がある。 塔Tourへの階段(232段)の入口は右の側廊の下。 塔の上からは、アルプスを背景とするローザンヌの町とレマン湖のすばらしい眺めは絶景。 カテドラル前広場からも眼下に町と湖を望むことができる。 カテドラルの付属美術館 Musee de la cathedrale もあり、カテドラルの建築、装飾の諸要素が、実物(13世紀のジュペjubbe一身廊と内陣の間の仕切り−の黒大理石の柱、円形ステンドグラス、柱頭)あるいはコピー(「使徒の入口」の彫像。などが展示してある。 サンメール(聖マリウス)城 Chateau St.Maire カテドラルの外を回って後陣の後ろ左手の細い路地シテ=デリエール通りRue Clte Derrereを進む。 石とレンガでできた15世紀の建物。 代々のローザンヌ司教、次いでベルン州代官の居城だったが、現在は州政府本部。 エリゼ写真美術館 Musee de l'Elysee 19-20世紀の数多くの優れた芸術写真が入れ替わり展示される。 彫刻のほどこされた正面が凹面をなす18世紀末の邸宅内にある。 湖岸まで段々になって低まって行く樹木の影力懐いすてきな庭園(マロニエ、樅、西洋杉、そしてリスなど)が建物を囲む。 http://www.elysee.ch オリンピック博物館 Olympic Museum -1915年に近代オリンピックの父クーペルタン男爵が国際オリンピック委員会の本拠地としたローザンヌに、1993年にオープンしたオリンピックのすべてを集めた博物館。 -1896年のアテネ大会以来の、約9万アイテムのコレクション、メモリアルな品々が展示されている。 -8ケ国語のテープが用意されていて、日本語の案内もある。 -最新のオーディオビジュアルやコンピュータシステムを駆使しており、過去の名場面も選手名や大会から検索して見ることができる。 -敷地面積も広く、レマン湖畔に面した絶好のロケーションで、最上階のテラスからの展望は最高。柱頭や彫刻の立ち並ぶ庭には木や花が植えられ、散策も楽しめる。 -1995年には「ヨーロッパミュージアムアウォード」を受賞している。 -開館時間:毎日9時〜18時(10/1〜4/30は月曜日休館) 毎週木曜は20時まで延長開館 -入館料:大人14CHF、子供(10〜16才)7CHF、9才以下は無料 --団体割引、学割などあり --オーディオガイドの貸し出しは3CHF --25人以上の団体の場合、館内ガイドツアーのアレンジができます。 -情報・予約: オリンピックミュージアム Tel:++41−21−621−6511 Fax:++41−21−621−6512 http://www.museum.olympic.org (料金は変更される場合がある。) http://www.museum.olympic.org モン・ルポ公園 Parc Mon Repos 心くつろぐこの自然風景式庭園には、ヴォルテールが住んだことがあり、後に第一帝政様式のパラッツイーノヘと模様がえされた18世紀の館が立つ。 オリンピック博物館ができる以前、この館は、ローザンヌに長く住み同市に葬られたクーペルタン男爵を記念する近代オリンピック館になっていた。 公園の北には、スイスの最高裁「連邦裁判所」の大きな建物がある。 モントリオン公園 Palc de Montriond 中世にこの地方で初めて「神の休戦(特定期間教会が武力行使を禁じる平和令)」が宣言された場所にあるテラス状の大公園。 坂道と階段を上って見晴らし台まで上がるとアルプスを見渡すすばらしい眺めが展望できる エルミタージュ財団 Fondation de l'Hermitage: 19世紀の建物をいかした、さまざまな企画展を開催している ロシア・サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館から数点ずつ持ち込まれて特別展が開催される。 ヴォー州の名家ビュニオンBugnion家の旧宅。1841年頃の建築で、珍しい種類の木が植わる美しい庭園に囲まれている。 12,Route du Signa http://www.foundation-hermitage.ch 州立美術館 Musee des Beaux-Arts 18〜19世紀のスイス人画家、とりわけヴォー州出身画家の作品の収集展示に力を入れている。 現代作家、F.ヴアロトン、R.オペールジョノウ、シュタインレンの作品もある。 スイス以外では、フランスの画家の作品が圧倒的に多い。 アール・ブリュット美術館 Musee de l'Art brut: ポーリューBeaulieu城の厩舎であった18世紀の建物内にあり、黒く塗られたピラミッド状の大ホールに、アールブリュットを提唱した画家ジャン・デュビュフェJean Dubuffetと友人たちが1945年以来収集しローザンヌ市に寄贈した5000点以上にのぽる品々から約1000点を選んで4層に展示する。 精神病患者などの作品が並ぶ。思いもよらぬ素材を使った油絵、デッサン、彫刻、塑像、刺繍、コラージュなど、これらはみな、精神分裂病やその他の理由で隔離されている人、社会に適応できない人、文化的環境に全く接触することのない社会の外にいる人の手になるもの。 彼らが気の向くままに作り出したまさに個性的な特異な作品は、「真の」近代芸術家(「素朴」派、シュールレアリスト、抽象派)が熟慮の末に制作した作品にしばしば相通じる。なかには本物の美的価値をもつ作品もある。 http://www.artbrut.ch リュミーヌ宮 Palais de Rumine : ガブリエル・ド・リュミヌGabrlel de Rumineの莫大な遺贈金により20世紀初めに建てられたイタリア・ルネッサンス様式の大建築。リボンヌ広場にある。 大学、図書館、五つの美術館・博物館を収容する。 |
ローザンヌ近郊 |
モントルーMontreux ヴェヴェイVevey シオン城 モルジュMorges; ヴィルヌーヴ Villeneuve 人口3489。 レマン湖東端の沿岸平野にある風光明媚な町。 古い時代の建築物もいくつか残る。 花咲き、緑濃い快適な「レイクフロント」に立つ彫像は、1870年の普仏戦争のときにスイスに安全な憤れ家を得た「アルザス人とフランス人の感凱を表すもの。 ビュリーPully 昔は丘の上の村だったが、今では湖岸まで広がるローザンヌ市の住宅街。 サン=ジェルマン教会Eglise St.Germain(ゴチック様式だが大幅に改修されている)のテラスに立つと、眼の下のヨットハーバーからレマン湖の東の部分、エヴィアンEvianとメユリーMeillerieの間に伸びるフランス側の岸まで見通すすばらしい眺め。 教会の近くには、スイスの生んだ作家ラミューズRamuzが1947年に亡くなるまで住んでいた家の近くにあるラミューズ美術館 Musee de Ramuzと、1921年以来少しずつ掘り出された古代ロ一マの「館villa」の遺跡がある。 |