概要
-シンプロン峠とフルカ峠への道との分岐点にあり、昔から通商の中心地として栄えた町。
-今も南はイタリア、北はベルンからドイツ、西はレマン湖からフランスヘ結ぶヨーロッパの交差点となっていて、小さいながらも大変活気のある中継点の町。
-世界最長(19,823m)のシンプロントンネルの北端の国境駅となっている。
-ツェルマット ZermattやサースフエーSaas Feeヘ行く鉄道やポストバスの起点でもある。
-玉葱形の塔が印象的なシュトックアルパー城と旧市街の狭い路地や邸宅、広場なとに中世の面影が残つている。


データ
-人口9608
-標高681m.


アクセス
鉄道
チューリッヒ空港駅から中央駅経由で特急ICのブリークBrig行きが1時間ごとにある。
中央駅からは2時間10分。空港駅からは中央駅折返しのため約20分停車するため、約2時間時間30分。
ジュネーブ空港駅からはミラノ行き特急CISで2時間10分、普通IRでブリークBrig行きで約2時間30分。
イタリア・ミラノからはジュネーブ行き特急CISで2時間20分。

ブリークの見どころ
シュトツクアルパー城 Stockalperschloss 
カスバール・ヨドーク・フォン・シュトツクアルパー(1609−91)の私邸だったこの城館はシンプロン街道の起点にそびえ立つ、きらきら輝く球形ドームを持つの三つの塔がシンボルとなっている。
シンプロン峠の警備にあたっていた実業家シュトツクアルパーStockalperは、アルプス越えの交易と塩の専売によって莫大な利益を得ていた。
彼はまた芸術の庇護者であり、高地ヴァリス地方の宗教芸術の発展に貢献していた。
しかしあまりに巨大なその力はまわりの嫉妬を買い、イタリアへの逃避を余儀なくされていた。晩年になってようやくブリークに戻り、この城で息を引き取った。
彼のおかげで大いに繁栄していたブリークの町には彼のモニュメントが残っている。