概要 |
*フェルデン Veldenとクラーゲンフルト Klagenfurtの間に伸びる長さ17kmの湖。 *山間の小川からの水の流込みが少ないため水温が高い。 夏には24〜28℃にもなる。 *湖の両岸には、ペルチャツハPoertschachやフェルデンをはじめとするリゾートエリアが広がり、ドイツなどから多くの観光客を受け入れている。 |
フェルデン Velden 人口:約8500。 ヴェルト湖西端にある町で、保養地として長い伝統を持っている。 城館: 1590年から1603年にかけて、バルトロメーウス・ケープェンヒュラーによって湖岸につくられたもの。 黄色い外観で、バロック様式のポルタイユ(正面入口)と有名な家門の紋章を持ち、1893年の火災の後に創建当時のプランに従って再建された。 頂塔をもつ六角形の四つの塔は、再建時につけ加えられたもの。 正面ペディメントを飾るのはケープェンヒュラー侯爵家の紋章。 |
マリーア・ヴェルト Maria Wort 人口:約1500。 ヴェルト湖の中ほどにある半島に2つの巡礼教会の鐘楼と納骨堂の円形塔がある。 いわゆる「冬の教会Winterkirche」の内陣には、使徒たちを描いた11世紀中葉のロマネスク様式の壁画がまだ残されている。 様々な様式が交錯する教区教会には、豪華な内装が施されている。 なかでも、回廊祭壇にある16世紀初頭のキリスト十字架像、主祭壇の上の聖母マリア像、ローマの聖像「マリーア・デル・ポポロMaria del Popolo」を写した聖母子像は有名。 |
ビュラミーテンコーゲル Pyramidenkogel 標高850m。 山頂にある高さ54mの展望塔Aussichtsturmまで行くことができる。 中央ケルンテン、カラヴァンケン山脈、そして南西の遥か彼方に、ユーリッシェ・アルプス(スロヴェニアとイタリア)の説い鋸歯状の尾根を見渡すことができる。 北東には、ケルト人の時代にケルンテンの聖山の一つであるウルリヒスペルクが、丘陵地帯から高く浮かび上がっている。 |
ヴィクトリンク Viktring かつてのシト一会修道院の入口は、この村を南北に走るメイン・ストリートの末端にある。 1142年、ベルンハルト・フォン・シュボンハイムによって創設されたこの修道院Stiftsの建物は、上下二層のアーケード付き回廊で囲まれた広大な二つの中庭の回りに整然と立ち並んでいる。 この建物は、1786年に世俗化された。1843年にほとんど半分の規模に縮小された修道院付属教会は、フランス・ブールゴーニュ地方のシト一会教会(フォントネー)を手本に建てられている。 14世紀に入ると、ゴシック様式による改築・増築を経て厳格な建築形式は和らげられていった。 15世紀には、北の翼廊に、網目格縁ボールトの聖ベルンハルト礼拝堂が付けくわえられている。 |
ホレンフルク城 Schloss Hollenburg 14、15世紀の重厚なホレンプルク域が、ローゼン谷Rosental(ドラウ谷の一部)を見下ろしてそびえている。 外観が質素で飾り気がないのにくらべると、ルネサンス様式のアーケードのある中庭と外階段は、ほとんど南の地方の特色を示している。 どの門や窓の上にも絵のある警句や引用文があって、バルコニーから見るカラヴァンケンの山々が望める。 |
クラーゲンフルト Klagenfurt [詳細はこちら |
ミニムンドゥス Minimundus クラーゲンフルトKlagenfurtの西3km。 ヴェルト湖畔にある、ミニチュア・ランド。 エッフェル塔からビック・ベン、ヴェネツィアのサン・マルコまで、160種以上にのぼる世界のさまざまな記念碑の模型(2万5DOO分の1)を野外に展示した公園。 日本の建物では大阪城がある。 |