概要 |
*ザルツブルグからウイーン方面の高速道路を東へ約80km。そこから南へ約10km。 トラウン湖Traunseeの畔にある色彩豊かな小さなリゾートタウン。 *トラウン湖Traunseeは東西に細長い湖で、水深191m、オーストリアで最も深い湖。 グムンデンはその東端に位置する。 :*ロマン派や「ピーターマイヤー」の芸術家や詩人たちに愛されたザルツカマーグートの保養地. *夏のシーズン中には、クラシックな外輪船「ギーゼラGisela」号で、トラウン湖のもう一方の端の町エーベンゼーEbenseeまで湖上の散策を楽しむことができる。 1872年、皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の行幸に使われた船である。 *15世紀以来、陶芸品がグムンデンの特産品となっている。 |
データ 人口:約14000 標高:440m |
アクセス 鉄道: ザルツブルグからウイーン行き急行OICで50分、Attnang-Puchheim下車。 ローカル線Stainach-Irdning方面行きに乗換えて約20分でグムンデン Gmunden着。 |
湖畔の遊歩道 Esplanade *湖畔の散歩道は、花壇のあいだやマロニエの並木の木陰の中を2kmにわたり、市役所広場Rathausptatz(からヨットハーバーを経て水浴場Strandbadまで続いている。 *広場に面している市役所には、ルネサンス様式の陶器のカリヨンがある。 *川を渡った先には戦没者記念碑Kriegerdenkmalがある。 *南の方にエルラコーゲルErlakogelの稜線がくっきりと浮かんでいる。 その山容は女性の寝姿を思わせ、「眠れるギリシア女性Schlafende Griechin」と呼ばれている。 |
見どころ オルト城 Schloss Ort: 堤防で陸地と結ばれている小島に建つこの湖上の城Seeschloss。 タマネギ型の円屋根をもつ塔屋の下が正面入口となっており、そこを通りぬけると、両側が16世紀好みの二重に重なったアーケードをもつ回廊に縁取られた中庭に出る。 カマ一ホーフ博物舘 Kammerhofmuseum: 岩塩坑の旧管理部の建物だった。 劇作家フリードリヒ・ヘツベルFriedrich Hebbel(1863年没)が友人の作曲家ブラームスから手に入れた遺品の数々(ピアノ、ヴァイオリン、食器など)をこの博物館に遺贈している。 |
周辺の見どころ グムントナーベルク Gmundnerberg 標高833m。 グムンデンから南西に9km. トラウンゼー盆地の眺めが広がる。 トラウン湖の西岸は平坦で住民も多く、急峻な東岸とは対照的である。 「眠るギリシア女」の姿がここからも見分けられる。 シャルンシュタイン城 Scharnstein: 街道沿いに家々が散在するこの集落の城館には、二つの独特な博物館が置かれている。 城館は大規模な修復工事が施されたために、その古さ(1584年)が目立たない。 オーストリア犯罪博物館 Osterreichisches Kriminalmuseum 21の展示室があり、数多くの物品や文献を通じて、犯罪行為に対する刑法の進化の跡をたどっている。 中世の身柄拘束から政治的暴力行為を経て、現代のテロリズム現象にいたる変化が示されている。 犯罪者が実際に使った武器や道具、あるいは刑執行人の用いた器具(とりわけギロチン)などが展示されている。 爬虫類動物園 Reptilien Zoo: 犯罪博物館の地下室に設置された特殊な動物園で、ガラス窓を通して100種類ほどの蛇やさそりのほか、南アメリカ産の巨大なクモを細かく観察することができる。 |