ヨーロッパの携帯電話事情

ヨーロッパの携帯電話

ヨーロッパ各国はやアジア諸国同様、携帯の通信方式にGSMを採用している。
GSM(Global System for Mobile Communications)方式はアジア諸国を含め世界シェアの70%を超えるといわれている。(アメリカはGSM方式ではない)
したがって、日本の携帯電話はそのままGSM方式を採用している国では使用できない。

日本で使用している携帯電話を使うと

日本国内の端末の一部機種では国際ローミングをしてくれるものがあり、これを携行すれば現地でも利用できるが、海外での利用料金は日本で使う時よりも割高となる。
同じ旅行をしている仲間に連絡するときでも、その都度国際通話になり高いものとなる。国内で契約しているパケット料金は海外では適用されない。
海外用パケットは別途契約しなければならない。それが結構高く、最低の容量でも一日当たり3000円ほどになっている。旅行期間8日間の契約すると、24000円になる。国内のパケットが一か月単位の料金に比べてはるかに高い。
海外でツイッターなどをすると途端に容量が不足してしまう。

現地で携帯電話を購入する

ヨーロッパに少し長く滞在する人やたびたびアジアやヨーロッパを旅行をする人には、現地での携帯電話の購入もお薦めだ。
非居住者でもパスポート持参で購入できる。
安いから仲間にも持たせてフリータイムなどでは互いに連絡取り合ったりすることもできる。電話機本体はいつまでも使用できる。
国によって異なるが、3000円から5000円くらいでゲットできる。結構機能の充実しているものでも1万円はしない。(アジア各国は特に安い)
各国ともプリベード式が普及しており、その国のSIMカードを挿入するだけですぐに使える。
携帯端末は日本のように電話会社とは関係なく、一度メーカーの携帯端末を購入しておけば、どこの電話会社のSIMカードでも使えるようになる。(Nokiaが最も普及しており、各国ともかなり安い)
電話番号はSIMカードを購入するときに決まる。同じSIMに料金追加手続きをすれば番号は変わらない。
他の通信会社のSIMに変えれば、新しい番号になってしまう。
プリペードした料金がなくなったら、同じ携帯電話システムの最寄りの代理店に行けばすぐに追加手続きをしてくれる。
GSM方式の携帯端末はアジアなどへ持っていっても同様にその国のSIMで使える。
一度端末を購入しておけば、海外旅行をするときにはいつでも使えるわけだ。
SIMカードもヨーロッパではどこの国もその国で使えるものが10ユーロから買える。(販売店によって若干異なる)
どこの店でも、端末を購入するときには10ユーロ分のSIMが含まれている端末機器が販売され、その場ですぐに使えるようにセットしてくれる。以後はカードの追加チャージをどこの店でも簡単に応じてくれる。
その際に、パスポートなどに身分証明書が必要になる。
欧州国内では数社の携帯会社がある。
Vodafone(英国系)のようにヨーロッパ全域をカバーしているものと、その国だけの会社がある。
海外で携帯を購入するときには、新しいSIMカードを挿入するたびに番号が変わるので、 日本の留守宅には初めに連絡しておかないとかけられない。
ヨーロッパのようにEU内を数日間で移動する場合でも、初めの国で入れたSIMカードをそのまま使ってもそんなに国際料金はかからない。
フランスが比較的安い。東欧諸国は若干高めだ。












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