小琉球

概要
台湾南部、東港の沖合い約20kmに浮かぶサンゴ礁の島。
34もの寺廟がある。
屏東県琉球郷の俗称。まるで海上に流れ出た球が浮かんでいるように見えたことから琉球と呼ばれた。

現在の日本の沖縄県も中国と交易を行ない琉球と称したので、便宜的にこちらは小琉球と呼ばれるようになった。

この島への定住は、18世紀半ばに高雄付近に住む漁民が航海中にこの島に立ち寄ったことが始まりと言われる。次第に台湾南部の住民が移り住んで漁業を営むようになった。

島の面積は7平方kmほど。人口はおよそ1万3千人。住民の大部分は漁業に従事している。
最も大きい集落は北東部に位置する白沙尾。
海岸線には波で浸食した奇岩が点在する。下部がくびれた「花瓶岩」が有名。
周辺の海は透明度が高く、シュノーケリングやスキューバダイビングが楽しめる。

東港から連絡船が出ていて、所要時間は約25分。高雄などから日帰りも可能。kj


アクセス
高雄からバスで屏東県東港まで1時間、東港頭から船で40分