基隆(キールン)

概要
台湾北部の港湾都市。
17世紀前半に台湾に進出したスペイン人やオランダ人に天然の良港として着目された。
清朝時代の1861年に外国に対して開港。
水深が浅く大型船の入港が困難であったが、日本統治時代に整備された。
物資輸送の拠点となり、軍事面でも重要な港ととなったため、第二次世界大戦中に米軍の爆撃を受け、港は廃墟と化した。
戦後に再建、拡張されると最盛期の1980年代には世界有数のコンテナ港に発展した。

現在は国際的な海運の拠点は高雄港にシフトしたが、台湾北部の中心港としては健在だ。
那覇から宮古島経由の国際フェリーが就航している。

宮古島市とは姉妹都市関係も結んでいる。
市街は港を取り巻くように広がっている。奠済宮の門前町にあたる廟口は、夜にはたくさんの屋台が並ぶ名物夜市となる。

雨が多いところで、蒋介石の像もレインコートを着ている。
湾のすぐ外に浮かぶ和平島は海岸に奇岩が並ぶ景勝地として知られているが、現在はリゾート開発が進められている。Qkj


アクセス
台北駅から平快号、普通列車で約40分