(きゅうふん)

概要
"映画やテレビCMのロケ地として知られ近年人気を集めている町。基隆から東へ10km余りの山あいにある。
19世紀末にこの周辺で金鉱が発見された。1910年代には採掘は夜を徹したフル操業となり、この町は仕事を終えた鉱夫たちでひっきりなしに賑わった。採掘は戦後も続いたが、金脈が痩せるととともに町は寂れていった。1980年代に金鉱は全て閉鎖されている。しかし、1989年に公開された映画『悲情城市』の舞台として脚光を浴びると、この町には多くの観光客が訪れるようになった。

町は山の斜面に位置し、急な石段の小路が多い。
ロケ地となった豎崎路周辺など、狭い路地や長い階段の両脇には、レトロな雰囲気と眺望を売りにした茶芸館やレストランが建ち並んでいる。
古い家並みが残り、町全体が100年前にタイムスリップしたような趣きだ。
この町の南方に位置する金瓜石は、かつては世界有数の金鉱として栄えたところ。鉱山や往時の集落の跡が黄金博物園區として保存されている。(kbt)


アクセス
台湾鉄道
台北駅発着が便利だ。
最寄駅は「瑞芳」そこからバス。
乗車券を瑞芳まで購入。
出札窓口で、紙に行き先、人数、片道または往復を記入して提示するといい。
自動券売機でも購入できるが、全席指定の列車は座席を取る事ができない。立ち席扱いとなる。
乗車時間は、自強号(特急)で約30~40分、光号(急行)で約40~50分。
瑞芳駅では、駅前広場の向かい側に基隆客運の運行する「九イ分-金瓜石」行き(1062番)のバス停がある。、
週末は結構混雑している。
バスは前のドアから乗車、料金は20元くらいだが、運転手は金銭の収受はしないので、つり銭をくれない。両替機もない。予め、小銭を持ち合わせが必要だ。
週末の帰路は結構混雑している。

MRTと高速バス
MRT忠孝復興駅前から1番出口を出たところにあるバス。
SOGOとm地を挟んで反対側。
金瓜石行きの表示が行き先にある停留所から、行き先を確認して乗車する。(1062番)
所要時間1時間あまり。 10~30分間隔
前のドアから乗車、料金は87元くらいだが、運転手は金銭の収受はしないので、つり銭をくれない。両替機もない。若干多めに払っても、大した額にならない程度に小銭を持ち合わせが必要だ。
週末の帰路は結構混雑している。

悠遊カード(SUICAと同じシステム)があると鉄道・バス料金支払いに便利だ。