淡水

概要
台北の北西、淡水河の河口の港町。
台北の北東、淡水川北岸に面している。
台湾隋一の名門ゴルフコースがあることで有名。

1620年代にフィリピンを拠点としていたスペイン人がこの地に上陸し、サント・ドミンゴ要塞を築いた。
1642年に台湾南部で活動していたオランダ東インド会社が要塞を奪うと、当時オランダ人のことを指した紅毛人から「紅毛城」と呼ばれるようになった。
1661年に鄭成功がオランダ人を追放したが、後に清朝の支配下に置かれた。
1858年に外国船に対して開港。日本の統治時代には河口に土砂が堆積したため大型船の寄港地は基隆に移り、淡水は小規模な漁港に戻った。

町には紅毛城をはじめ歴史的建造物が点在する。
19世紀後半にこの町に住んだカナダ人宣教師マッケイは医療や教育面でも功績を残し、彼ゆかりの建物が残っている。
MRT淡水線の開通で台北からのアクセスが容易となり、近年は観光開発が進んでいる。淡水は夕日の名所としても知られ、河畔の道路沿いには露店が並び賑わいを見せる。kj


アクセス
MRT淡水線終点淡水まで台北駅から30分