スィーサッチャナライ

概要
スコータイ王朝第2の都市。
スコータイの新市街から北へ約52km
現在に市街地の南12kmに旧市街であり、現在スイー・サッチャナーライ歴史公園となっている。そこには大小140の遺跡が点在している。


スィーサッチャナライへのアクセス
鉄道
バンコク〜サンカローク間にスプリンター(1日2本)が運行するされている。
9:30バンコク発、16:30サンカローク発。

バス

スコータイからスイサッチャナライ新市街行きが毎日運行。38B。
バンコク北バスターミナルから9:00〜22:00の間、毎日運行。347B


スィーサッチャナライ歴史公園 Sri Satchanalai Historical Park
スイーサツチャナライ新市街から南へ12km。
スコータイ新市街から北へ52km。
スコータイに続く第二の都市として栄え副王が住んでいたとされる丘に囲まれた場所。
敷地の広大さからも街の重要性がうかがえる。
13〜15世紀の遺跡がヨム川沿いに点在。
スコータイに比べると修復が遅れている。
8:30−16:30、入園料:40B 
園内トラム:ひとり20B
(歴史公園へのアクセス)
スイーサツチャナライ新市街からソンテウで。
サンカローク駅からも直接ソンテウで。


ワットカオ・パノム・プルーン Wat Khao Phanom Phleong
丘の上に建つ眺めのいい寺院。
ラテライト(赤土)でできたチェデイを中心に、前方に大きな僧房が、後方に小さな殿堂がある。
列柱に囲まれ静かにたたずむ漆喰で塗られた仏像が静かに瞑想している。

ワット・チャン・ローム Wat Chang Lom
城壁内の中心にあり、ラムカムヘーン大王が建立したとされる重要な寺院。
巨大なスリランカ様式の釣鐘型のチェデイを象によって支えられているスタイルで有名。
39頭の象の彫刻が周囲を取り巻いている。
チェデイの基礎の上に降魔印を結んだ像が壁がん(像などを置く壁の凹所)に祭られている。

ワット・カオ・スワンキリ Wat Khao Suwankhiri
パノム・プルーンの丘から200m離れた丘の上に建つ寺。
5つの階段状の土台にある巨大な釣鐘型のチェデイが見どころ。
僧房、チェデイ、巨大な飾り漆喰の破片の跡が地面に点在。
スコータイのワットチャン・ロームとの類似点からラムカムヘーン王の建立といわれている。

ワット・プラ・スイー・ラタナー・マハタート Wat Phra Sri Rattana Mahathat
別名ワット・プラ・ポロマタート・ムアン・チャリアンまたはワット・プラ・プラーンと呼ばれ、旧市街スイーサッチャナライ城壁の3km南にある寺院。
四角の土台上の巨大なラテライトでできたプラン(塔堂)が寺の中心。
プランの前の険しい階段を上ると仏舎利が祭られている部屋がある。

ワット・チェディ・チェッ・テウ Wat Chedi Chet Thaeo
スコータイ地方で最も美しい寺院の一つ。
ワット・チャン・ロームの向かい側にある寺院。
ハスのつぽみ型をしたチェディをはじめ7種の異なった芸術スタイルと様式でストゥーパ(仏塔)が33基造られている。
中には当時の壁画の名残りが見られる仏塔もある。


近 郊
ワット・ナン・パヤー Wat Nang Phaya
市街から北へ52kmにある。
7部屋の僧房の北西の壁に残る繊細な飾り漆喰レリーフで有名。
保存状態がよく、なめらかな曲線を描くスリランカ様式のチェディーと、礼拝堂も残っている。
特に有名なのは、礼拝堂の壁に刻まれたレリーフ。
支柱には植物のツルを浮かび上がらせた精巧な文様などの素焼きのデザインが施されている。
中央にある赤土で造られたストゥーパには、階段で上ることができる。

サンカローク窯跡研究・保存センター Sangkhalok Pottery Study and Preservation Center
スイーサッチャナライから4km北.
一時期は何百もの窯元がヨム川のもとに建ち並んでいたとか。
センターには近郊で見つかった陶磁器や陶片とともに古代の窯元の発展の様子が展示されている。
出土品の中には7、8m幅の曲線を描いた屋根とともに見つかった楕円形の窯もあり、センター内で見ることが可能。
すぐ近くでは野外用の大きな窯も展示されている。
車で高速1201号線を利用。またはスイーサッチャナライ歴史公園からパン・コーノイ方面へ6.5km北に向かつた所にある。
9:00〜16:00、入場料:40B


スィーサッチャナライの特産物
ユニークな模様のトゥンルアン素焼き
職人の手作りによるアンティークなスイーサツチャナライの金銀細工、
昔から伝わるスィー・サムローンの揚げピーナツ(別名200年揚げピーナツ)
ラオスからのタイ・プアン移民の子孫が伝ぇたスイーサツチャナライのハッシアオ織り「パー・シアオ」
など。



(参考資料:タイ政府観光庁TAT)