ショッピング
ピューター
マレーシアの特産品ピューター(錫を主体とした合金)。食器、花瓶、時計、レターオープナー、額などアイテムも豊富で、特にセランゴール州のものはクオリティも高く、洗練されたデザインが特徴。

木彫り王室や貴族のために職人が腕をふるった伝統芸術、木彫り。今でも王宮や歴史的な建物の支柱や梁、欄干などに彫刻として残り、動物や植物をモチーフに、工芸品として手に入れることができる。なかでもケランタン州、トレンガヌ州のものが有名。

銀製品ケランタン州の農家の手工芸として発達した伝統工芸で、装飾用の針金で繊細な網目をよって作る透かし細工と、銀板を金槌で叩いた浮彫りの2種類がある。アクセサリー、ナプキンホルダーなど、実用的なものから装飾品までさまざま。

バティック
「ろうを使った芸術画」という意味でろうけつ染めの手法から名付けられた。南国の花々や蝶をテーマにした色鮮やかなマレーシアのバティックは、スカーフ、パレオ、ハンカチーフ、シャツ、ハンドバッグ、財布などアイテムも豊富で、おみやげ品として人気がある。

ソンケット
中国シルクとインド糸の貿易が盛んな頃に生まれた、マレーシア独自の「金の織物」と呼ばれる工芸品。金糸や銀糸を用いて織られる高価な布で、かつては王室専用だったが、現在では結婚式や記念行事など、一般でもよく使われている。

織物
ソンケット以外にもマレーシアには伝統的な織物が息づいており、なかでもボルネオのイバン族に伝わるイバン織は有名。イバン織は草木染めの木綿の布で織られた縦絣で、鳥、トカゲ、ヘビなどの動物や擬人像(精霊)をモチーフにしたものが多い。ひとつひとつ丁寧に織られた手織の布には、あたたかい風合いが感じられる。

竹細工
陶器がつくられる以前は、日常の器として竹篭作りが主流だったこともあり、さまざまな竹細工が全国のあちこちで見られる。竹のほかに籐、椰子の葉などの自然素材を使った生活用品、工芸品なども人気が高い。オランアスリ(原住民)の作る素朴な品も味わいがある。

陶器
マレーシアの陶器は地域によって趣が異なる。黄土色で幾何学的な模様が特徴のサワラク州の陶器に対し、ペラ州のものは艶やかな黒色が特徴。また、バティックや 金糸を用いたジョホール州のユニークな陶器などもある。

ラン
マレーシアはランの宝庫として世界的にも有名。種類も豊富にあり、日本ではなかなか手に入らない珍しいランも購入できる。各ショッピングセンターや空港などで購入できる。
日本への持込規制があるので事前に確認を。

紅茶
キャメロンハイランドの特産品「ボー・ティーBoh Tea」とサバ州で収穫される「サバ・ティーSabah Tea」が有名。種類はダージリンやセイロンなどのストレートなものからペパーミント、ピーチ・アプリコットといったフレーバー系までさまざま。 茶畑が広がるキャメロンハイランドでは、農園の見学のほか、試飲、販売も行っている。

クリスタル
近年、旅行者に人気をよんでいるのが、美しい曲線と鮮やかな色彩が魅力のランカウイ・クリスタル。モダンなデザインが多く、グラス、花瓶、灰皿、ペーパーウエイトなどのアイテムも揃っている。ショッピングセンターやクアラルンプールの空港で購入できる。