ラーム環礁 Laamu Atoll  (ハッドゥンマティ環礁 Hadhdhunmathi Atoll)

概要
長さ40km、幅25kmの環礁。
国内では比較的大きい島がいくつかある環礁というのが特徴である。
古代から人が居住していたとみられる古代遺跡がある。
主に漁業で生計を立てているが、土地が比較的豊富なため農業にも従事している。


データ

人口:15000人
主島:ヒタドゥー Hithadhoo
マーレからの距離:224km
島数:82
リゾート島:0


アクセス
マーレ国際空港からラーム環礁のカッドゥ一空港までアイランド・アビエーションが定期便を運行している。
船の便は2日間かける。船は途中、ミーム環礁で一泊することになる。



主な島
ヒタドゥー島
ラーム環礁の行政上の首都であり、漁業の重要な中心地。

マーメンドゥー島
環礁の南端に位置する。
島の外洋にはよく冷凍船が何週間も停泊している。

ガードゥー島

塚など遺跡がたくさん残っている。

ガン島
他のモルディブの島と違って、3つの村にはっきり分かれている。
昔は村間を移動するのにボックラという小船を使っていたが、今はジャングルの中を抜ける道ができ、バイクや自転車、車などで行き来できる。
島の南西には、太古からの文明の遺跡が残っている。
波打ち際に地元の人が「ガム・ハイティリ」と呼ぶ直径約50m、高さ11mの珊瑚の塚がある。「7つのなべ」という意味。
20世紀初頭にこの塚を訪れた考古学者のH,C,Pベルはこの塚は仏舎利塔の遺跡だと確信した。彼はこの寺には7層の小尖塔があったと報告している。また、頂上の下に巨大な仏像の壊れた顔を発見した。その仏像は高さ4.5mであったと推定された。

イスドゥー島
この島にある塚は太古の航海者の間で陸標となっていた。