テレサ・テン紀念墓園（鄧麗君/Teresa Teng）

概要

町の北西にある金寳山はテレサ・テンのお墓があることで有名。
国民的歌姫として、台湾だけでなく日本を含め、広くアジア各地で活躍していたが、棺にはいつもたくさんの生花が絶えない、今でもその人気が伺える。
棺の右手には、本名の鄧麗筠から一文字取って「筠園」と刻まれている大理石の大きな墓碑がある。
テレサテンのお墓の前はテレサ・テン紀念墓園になっており、花々で音符をかたどったグリーンの中にテレサが歌っているようなゴールドの像がある。
ここには、絶えずテレサの歌が流されている。1時間ごと中国語、日本語、英語と変わる。
手前には巨大ピアノをかたどったレリーフがあり、鍵盤の上にあがると音が奏でられてくる。更に、巨大なステンレスの卵状のモニュメントや、彫刻も配されている。

テレサテンの葬儀は彼女が亡くなった1995年5月28日に台北で国葬として執り行われた。
遺体は火葬にはせず、防腐加工してここに埋葬してあるが、いわゆる土葬ではない。
台湾でこのような形で眠っているのは蒋介石、蒋経国、テレサテンの三人だけ。没後も50年は生前の姿のままで眠り続けるという。