鹿港

概要
歴史的建造物が残る、西海岸中央にある港町。
かつては天然の良港として中国大陸との往来の拠点として栄え、清朝時代には「一台南府、二鹿港、三台北萬華」と言われ、台湾府が置かれた台南や台北で最も古い歴史を持つ萬華地域と肩を並べていた。
しかし、日中戦争後は中国との貿易が途絶え、土砂が堆積したこともあって港は衰退した。

泉州からの移民が多く、街の造りや建築様式にその影響が見られる。建築物は門が狭く、奥行きが深いのが特徴。

市内には九曲巷や摸乳巷など独特の細い小路が残っている。
中山路沿いに点在する伝統木工、扇子、線香、錫刻、灯篭などの伝統工芸店への立ち並ぶ。
歴史的建造物も多くある。龍山寺は17世紀半ばの創建で、1786年に現在の場所に移転した。四進三院で構成される美しい建築で、「台湾の紫禁城」とも称えられている。

海の守護神・媽祖を奉る「天后宮」前では、台湾屋台が並び、各地から訪れた参拝客で賑わっている。
最近では、夜になると五色の輝きを放つLEDを使用したガラスの媽祖廟が、郊外の彰濱工業区に登場して話題を集めている。
鹿港は海に近く、魚介類の料理がおいしい。カキの卵とじは名物料理。(gto-kj)


アクセス
台中からバスで約90分、
彰化駅前からバスで約40分




鹿港リンク (中国語・英語)