蘭嶼島 (らんしょ/ランスー/Lan-su Orchid Island)


概要

台東の東南約49kmにある火山の噴火で出来た島でさんご礁に囲まれている。
タオ族(ヤミ族)の独自の文化が根付いた亜熱帯の島。
かつては火山岩でできた島が巨人の頭のように見えるため紅頭嶼と呼ばれたが、1946年に特産品の胡蝶蘭からこの名に改称された。

タオ族はフィリピンに居住する民族と同じ系統にある。


トビウオ漁が盛んで、昔は独特の色彩のタタラという小船で漁に出ていた。
島内では定期的にトビウオ祭が催される。
絶海の孤島にあり、蘭嶼では外部からの影響をほとんど受けずに伝統的な生活が保持されてきた。


日本統治時代には島民はほぼ半裸の姿だったと言われる。
人類学の調査地となり、総督府は外部からの開発を禁止して生活様式を保護した。
中華民国政府のもとでは近代化政策が進められ、現在は年配者を除いて本島の人たちと同じような服装である。


この島には原子力発電で発生する低レベル放射性廃棄物の貯蔵施設が設置されているが、島民はその撤廃を政府に要求している。Kj

アクセス

空路

台中・豊年空港から25分

台東の北10kmの富岡港から開元港まで週2~3便4時間















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