キリマンジャロ国立公園
Kilimanjaro National Park
概要
アフリカ最高峰キリマンジャロ5,895m。単独の山岳としては世界一。
世界でももっとも簡単に登れる高山の一つで、世界中の旅行者が訪れる。
アーネスト・ヘミングウェイは「キリマンジャロの雪は、世界をすべて合わせたように広く、大きく、高く、信じがたいほど白い」と彼の本に書いている。
山は3つの峰が並んでいる。西から
シラ峰、キボ峰、マウエンジ峰。
中央のギボ峰(ウルフピーク)最高峰6895m。
標高の高い山にしては登頂のしやすい山で、健康な人であれば、一般的なキリマンジャロ登山コースは頂上のウフル峰に5日間で登れる。
ガイドとポーター、コックが同行するので、食事や荷物の心配はなく、高山病さえ気をつけて、ゆっくり登れば決して難しい山ではない。
頂上へのトレッキングルートは6つあり、さらの高度な装備を必要とする登山ルートがある。
登山者は途中5つの生態系ゾーンを通って行く。
(1)コーヒー、バナナ畑
(2)密林
(3)草地と低木林
(4)コケ・地衣類
(5)氷河と火口
頂上であるウフル・ポイント、あるいは噴火口の縁にあるギルマンズ・ポイントまで到達した人たちには、登山証明書が渡される。
国立公園部分は標高2,700メートルの境界線を越えてからの広さ755 k㎡の地域。
整備された歩道が生い茂った熱帯山地林に取って代わる。
そのあたりにはなかなか姿を見せない象、ヒョウ、バッファロー、絶滅寸前のアボット・ダイカーのほか、小型のアンテロープや霊長類が生息している。
それより上には、巨大なヒースで覆われ、その中にジャイアント・ロベリアが点在する高原地帯が横たわっている。
標高4,000メートル以上の高山砂漠では、寒さに強いコケ類が生きているだけ。
やがて、植物類も途絶え、氷と雪の世界に変わり、アフリカ大陸の頂上の壮大な美しさが目前に広がりる。
(ベストシーズン)
12月から2月が最も晴れて暖かい時期だが、乾期(寒い)の7月から9月も適している。
高山病を避けるために、ゆっくり時間をかけて、最小限5夜を見込む必要がある。
アクセス
アルーシャから128 km 。 キリマンジャロ空港から車で約1時間。
宿泊施設
ハット
マンダラ ハット 標高2700m
ホロンボ ハット 標高3720m
キボ ハット 標高4700m