アルーシャ国立公園 Arusha National Park

概要

サファリのメッカ、タンザニア北部のアルーシャの町にもっとも近い(32km)国立公園。
広さ137 km2

サファリ観光客にはしばしば見過ごされるが、ほんの数時間しかかからない場所でかぎりない種類の動物の生息地を探検できる機会を提供してくれる。
この公園では象を見ることはあまりなく、ライオンはまったくいないが、早朝や午後の遅い時間にはヒョウやブチハイエナが餌を求めて歩き回っているところを見ることができる。

公園のゲートからは、生い茂った低い山地の森林が広がり、そこには好奇心の強いブルーモンキーやカラフルなエボシドリ、キヌバネドリが生息している。ここはまた、北部のサファリ地帯でただ一ヶ所、白と黒のコロブスモンキーを観察できる場所である。
モメラ湖水地域、メルー・クレーター、ングルドト・クレーターの3つの見どころがある。

モメラ湖は映画「ハタリ」の舞台にもなっている。
森林の真ん中にそびえ立つングルドト・クレーターは岩だらけの絶壁に囲まれるクレーターの底の広大な湿地帯で、バッファローやイボイノシシの群れが見られる。
北に向かうと緑や青の色合いが美しい、なだらかな草深い丘に囲まれた静かなモメラ湖群がある。

湖の浅瀬は、ときに数千羽のフラミンゴで覆われ、ピンク色に染まりる。
緑の丘に散らばって草をはむシマウマやバッファローの群れの間をキリンたちが優雅に駆け抜ける。

夜明けや日暮れの時間に公園の東の水平線をおおう雲が晴れて、ほんの50kmのところに頂上に雪を抱く雄大なキリマンジャロの姿を見ることができる。
さらに、アフリカで5番目に高いメルー山4,566mが水平線にそびえ立っている。

ベストシーズン

メルー山に登るなら6月から翌年2月がよいが、11月は雨量が多くなる。
キリマンジャロの眺めが一番いいのは12月から2月。

アクセス

アルーシャから車で約40分。
キリマンジャロ国際空港からおよそ60km。
半日で訪問できる。

宿泊施設

公園内に、ロッジ、レストハウス2軒、キャンプサイト、山小屋2ヶ所;公園外の Usa River にロッジ2軒、アルーシャの町にはたくさんのホテル、ホステルがある。 Q