マダガスカル南部
概要
マダガスカル南部は、豊かな自然に囲まれた地域だ。
ワオキツネザルやシフアカが生息するベレンティー保護区や、手付かずの自然が残るアンドゥハエラ国立公園などが観光スポットとなっている。
マダガスカル最南端のセント・マリー岬からフォーカップに足を延ばせば、絶滅した史上最大の鳥エビオルニスの卵の破片が見られる。
南東部の海岸に位置するフォール・ドーフアンは、貿易風の影響で比較的雨が多い。
しかし南下すると乾燥しており、また内陸(ベレンティー方面)へ進むにつれて、熱帯雨林は半砂漠地帯へと劇的に移り変わる。
それに合わせて植生も変化し、なかでも、トゲのある植物が一面に広がる「トゲの森」が象徴的だ。